Leaders 2019熊本のトップ群像

褐F本放送  
 上野 淳  (うえの じゅん)

  社長
秋岡廣宣会長(左)、上野淳社長(右)と新番組「夕方Live ゲツキン!」の出演者たち
秋岡廣宣会長(左)、上野淳社長(右)と新番組「夕方Live ゲツキン!」の出演者たち
プロフィール
大阪府守口市出身、1955年(昭和30年)2月2日生まれの64歳。済々黌高校−熊本大学工学部卒。77年4月熊本放送入社。2010年経営戦略室長兼経営戦略部長、12年4月技術局長兼デジタル推進室長、同6月取締役技術局長兼経営戦略室副室長、14年6月常務取締役技術担当、鰍qKKメディアプランニング社長兼務、16年4月同総務局長兼カルチャー事業局長兼放送番組審議会担当、18年6月に社長就任。趣味はウインドサーフィンほか
テレビ放送60周年、地域密着を一層強化
 今年テレビ放送開始60周年を迎える熊本放送。上野社長は「地域密着」を経営の基本に掲げ、生放送にこだわった番組作りやこれまで保管している古い映像を生かした番組制作など良質なコンテンツの強化を進めている。新4K8K衛星放送やネット同時配信など大きな転換点を迎える放送業界。「これからテレビとネットの本格的な競争に入ってくる。テレビの視聴方法は様々だが、テレビコンテンツの強さは変わらない」と激変する時代への対応策を打っていく。
 テレビでは、4月から月曜日〜金曜日の新番組「夕方Live ゲツキン!」(午後6時15分〜同55分)をスタートする。「お出かけに役立つ生活情報から最新のニュース、天気予報までを網羅した新感覚の生放送ワイド番組で、地元熊本の最新情報をジャンルレスに届けていく」と激戦の夕方6時台の放映に自信をみせる。また特別番組として「RKKテレビが見てきた60年〈昭和篇〉〈平成篇〉(仮)」などの放送を予定している。
 「ラジオ、テレビの2つのメディアを持つ民放先発局としての強みを生かして、さらに地域密着した番組作りに取り組んでいく。災害報道をやりきるという使命感を持って、震災を風化させないよう熊本地震からの復興の姿を全国に情報発信していきたい」と地域に根差す放送局として熊本の今と未来を映し出していく。
〒860-8611 熊本市中央区山崎町30 TEL 096(328)5511 http://rkk.jp/
設立/昭和28年7月 資本金/2億円 事業内容/民間放送事業(ラジオ、テレビ) 役員/代表取締役会長 秋岡廣宣、代表取締役社長 上野淳、常務取締役 有働祥三、沼野修一、筬島一也、取締役 坂口洋一朗 従業員数/116人 出先/東京支社、大阪支社、福岡支社 関連会社/鰍qKKメディアプランニング、熊本産業文化振興梶A潟Gヌ・アイ・ケイ、鰍qKKカルチャー
※この記事内容はくまもと経済3月号(2019年2月28日発行分)の掲載内容です。