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熊本交通運輸  
 住永 金司  (すみなが きんじ)

  社長
プロフィール
上益城郡御船町出身、1947年5月15日生まれの71歳、熊本商業高
校卒。72年熊本交通運輸を設立。熊本トラック運輸事業協同組合理事
長、益城町商工会会長
高付加価値の新たな運輸業目指し物流拠点整備を推進
熊本交通運輸では現在、物流センタ
ーの新設を続けている。今年4月の完成
予定で、上益城郡嘉島町の約1万5千u
の敷地に建築面積約2千500uの定
温倉庫を建設しているほか、9月着工予
定で宇土物流センター内に約1千80
0uの常温倉庫の建設を計画している。
 住永社長は「運輸業への規制強化の影
響やドライバー不足の深刻化で、福岡の
物流センターからではドライバーの就
業時間内で、九州一円への輸送が困難に
なってきています。そのため九州の中心
になる熊本は、物流センターの立地場所
としての優位性が高くなっています」
と、業界の現状を説明し「ただ輸送する
だけではなく、お客様のニーズに対応
し、付加価値を高めた輸送機能を強化
するためにも、さらに物流センターの増
設を考えたい」と物流拠点整備強化の
理由を説明する。
 また同社ではコンプライアンスの推
進に向け積極的な取り組みを続けてい
る。コンプライアンス専任の社員を配置
し、グループ会社全体で、全社員が参加
する研修会を4会場で実施。またコンプ
ライアンスに特化した安全大会を8会
場で開催するほか、事業部別での研修
会を行い現場の意識向上に努めている。
「今後も事業の見直しを随時進め、お客
様にも積極的な提案を行います。物流を
通じてお客様に信用されるビジネスパ
ートナー〞としてより一層お役に立ちた
い」と住永社長は着実に歩みを進める。
〒861-2212 上益城郡益城町平田2240-1 TEL096(286)2304 https://www.kumako-co.jp
設立/1972年4月 資本金/9,000万円 従業員/785人(グループ) 事業内容/一般貨物自動車運送事業、貨物運送取扱事業、倉庫業、通運事業、旅客
自動車運送事業 売上高/64億円(2018年3月現在) 車両台数/651台(グループ) 出先/東京事務所、中部(三重)営業所、広島営業所、益城物流セン
ター、宇土営業所、鹿児島営業所、鹿児島中央営業所、鹿児島空港営業所、沖縄営業所 グループ企業/熊交エクスプレス、熊本旭運輸、福岡熊交、八代熊
交、マルヤマ、サンコー・コミュニケーションズ、KMKコーポレーション、アヴァンセ・シム
※この記事内容はくまもと経済3月号(2019年2月28日発行分)の掲載内容です。