Leaders 2019熊本のトップ群像

鰹ャ竹組  
 大堂 正人  (おおどう まさと)

  社長
中央が大堂社長
中央が大堂社長
プロフィール
熊本市出身、1971(昭和46)年5月10日生ま れ、47歳。済々黌高校―96年福山大学建築科 卒業後熊谷組入社。99年小竹組入社、04年取 締役、09年常務、2011年専務、14年11月15 日付で代表取締役社長に就任。熊本法人会青 年部会部会長。趣味は読書 
次代を担う若手技術者が活躍
「時代がどんなに変わろうとも、『建 築』は人間の生命と財産を守る大切な 役割を担う」と話す大堂正人社長。総合 建設業の鰹ャ竹組は創業から 95 年間、 熊本の住の分野を通じ、生活インフラを 支えてきた。創業から積み上げてきた実 績と培った技術力は他社にはない同社 の強みで、各種事前調査・企画から設計・ 施工の一貫体制で顧客ニーズに対応。官 公庁はもとより住宅から医療・福祉施 設、工場、店舗など幅広く手掛けている。  熊本は震災復興のための公共・民間工 事が道半ばで、今後は中心市街地の開 発も本格化していく。その中、有資格者 が多く在籍している同社でも熊本復興、 また街づくりを通じての地域発展のた め日々業務に励んでいる。しかし、業界で は人手不足や技術者の高齢化が進むな ど課題も多い。「業界の発展には若手技 術者の確保と技術の継承が重要」と語 り、資格取得の奨励などによる人材育 成、人手の確保、働き方改革の推進な ど、時代の流れに適応した改革を進めて いく方針だ。  熊本地震の被害のため建設を始めた 新社屋も昨年末に完成。今年から同地 で業務を開始し、社員一同新たな気持ち で仕事に邁進している。大堂社長は「1 00周年に向けてのここ5年間は新たな 時代への転換期だと考えている。これか らの次代を担う若い社員の育成、さらな る技術力向上に取り組み、建築のプロフ ェッショナルとして信頼を積み重ねてい きたい」と思いを語る。

※この記事内容はくまもと経済3月号(2019年2月28日発行分)の掲載内容です。