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熊本大同青果グループ  
 月田 潔孝  (つきだ きよたか)

  社長
乾燥野菜工場内でスタッフらと撮影。最前列中央が月田社長
乾燥野菜工場内でスタッフらと撮影。最前列中央が月田社長
プロフィール
熊本市出身、1961(昭和36)年1月16日生まれ、58歳。中央大学商学
部卒。1984年に肥後相互銀行(現熊本銀行)入行、91年熊本大同青果
鞄社、同年取締役経理部長、95年専務取締役、2008年取締役副社
長、18年代表取締役社長に就任。16年からは関連会社・椛蜩ッリース
の代表取締役社長も務めている
新工場の完成で新たな市場の開拓に意欲
 熊本大同青果(熊本市西区田崎町)
が、西区春日7丁目に建設していた乾
燥野菜工場は昨年
12
月に完成、今年1
月から稼働を開始した。
 敷地面積は3960u、建物は鉄骨
造り一部2階建てで建築面積は198
0u。内部にはタマネギなどの乾燥野
菜を製造するラインを導入し、年間1
千トンを製造する予定だ。
 月田潔孝社長は「当社では2010
年から乾燥野菜を商品化していまし
たが、これまで製造は他社に外注して
いました。自社工場の完成で、計画生産
が可能になり、販路の拡大も見込めま
す」と新工場の稼働に期待を寄せる。
 同社の関連会社・鰍gOSHIKO
Links(西区春日7丁目、月田求仁
敬社長)では現在約
30
種類の乾燥野
菜、「畑のおだし」、「ごぼう茶」、「シーズ
ニング」、「和風にゅうめん」、「GOBO
NOLA」、「手作り餃子の野菜たね」
などを商品化し販売している。「現在
では健康志向の高まりから、機能性食
品の市場が拡大しています。そのため
当社としても関係機関とタイアップ
し、各種研究を進め、機能性表示食品
としての販売を目指したい。さらに乾
燥野菜は保存のための冷蔵施設が必
要ないため、海外市場も狙える商品だ
と考えています。そのため自社工場の
建設で、これまで着手していなかった
乾燥果実の製造など多品種の商品化
に取り組みたい」と月田社長は、新た
な市場開拓に意欲を見せている。
〒860-0058 熊本市西区田崎町484 熊本地方卸売市場内 TEL096(323)2500 FAX096(323)2503
http://www.oyasai.ne.jp とっぺん市場アドレス http://10831.jp
創業/1948年5月 設立/1961年3月 資本金/3,000万円 事業内容/青果物卸売業(市場) 売上高/329億円(グループ18年3月期)
従業員数/250人(関連会社含む) 関連会社/熊本大同ホールディングス、大同リース、HOSHIKO Links
※この記事内容はくまもと経済3月号(2019年2月28日発行分)の掲載内容です。