トップ Leaders 熊本のトップ群像 医療法人社団 鶴友会 鶴田病院
Leaders 2019熊本のトップ群像

医療法人社団 鶴友会 鶴田病院  
 鶴田 克家 鶴田 豊  (つるた かついえ つるた ゆたか)

  理事長 院長
前列左から4番目が鶴田克家理事長、鶴田豊院長、鶴田理事長の左隣が山口祐二副院長
前列左から4番目が鶴田克家理事長、鶴田豊院長、鶴田理事長の左隣が山口祐二副院長
プロフィール
1968(昭和43)年熊本市生まれ。産業医科大学卒業後、熊本大学医学部附属病院
第一内科入局。熊本労災病院消化器内科、熊本大学医学部附属病院消化器内科な
どを経て、2007年鶴田病院内科部長兼消化器内科副部長、08年副院長、14年理事
長就任。がんの早期発見に取り組むほか、人間ドックなど健診部門を担当

1972(昭和47)年熊本市生まれ。久留米大学医学部卒業後、熊本大学医学部附属病
院第一外科入局。人吉総合病院外科、熊本中央病院外科、熊本大学医学部附属病院消
化器外科などを経て、2010年鶴田病院診療部長、14年院長就任。良悪性の消化器系
疾患及び鼠径ヘルニアや胆のう摘出術などの腹腔鏡手術、がんのリハビリなどを担当
5月には新診療科「歯科口腔外科」を開設
鶴友会は鶴田病院と介護老人保健施設
メディエイト鶴翔苑を中心に、訪問リハビ
リテーション、訪問看護、居宅介護支援セ
ンター、熊本市高齢者支援センター「ささ
えりあ保田窪」というグループ施設を擁
し、地域において医療・介護連携の体制構
築を推進している。
 鶴田病院では今年5月に新診療科とし
て「歯科口腔外科」の開設を計画している。
 鶴田豊院長は「一般の歯科診療ではな
く顎変形症、顎骨の良性腫瘍や囊胞、顎関
節疾患、口腔粘膜疾患、口腔悪性腫瘍など
に対する外科的治療を中心に、幅広く治
療を行いたいと考えています」と診療内容
を説明し「熊本市医療圏全体でこれらの
疾患に対し口腔外科の診療ができる施設
が限られている中で、患者さんが行き場を
失っているように感じました」と「歯科口
腔外科」開設に踏み切った背景を述べる。
 また緩和ケア病棟( 20床)を有する同病
院では、昨年11月に「緩和ケアサポートチ
ーム」も立ち上げた。このチームは身体科
医師、精神科医師、看護師、薬剤師、臨床
心理士、管理栄養士、理学療法士、作業療
法士、言語聴覚士、医療ソーシャルワーカ
ーなどのスタッフから構成されるが、この
規模の病院での導入は全国でも希有であ
る。「診療の専門性が高まり、患者さんと
そのご家族の心理的な拠り所が曖昧にな
ってきています。この部分に寄り添い、不安
や苦しみを少しでも軽減したい」と鶴田
院長は、患者・家族の更なるQOL向上に
向け歩みを進める。
〒862-0925 熊本市東区保田窪本町10-112 TEL096(382)0500 http://www.kakuyuukai.or.jp
診療科目/内科、消化器内科、内視鏡内科、循環器内科、神経内科、呼吸器内科、外科、消化器外科、内視鏡外科、整形外科、リハビリテーション科、腎臓内科
(人工透析)、緩和ケア内科、麻酔科(上妻精二)、放射線科、腫瘍精神科 病床数/105床 一般病棟50床(内、地域包括ケア病床20床)、回復期リハビリテー
ション病棟35床、緩和ケア病棟20床 病院機能評価/3rdG:Ver1.1認定
※この記事内容はくまもと経済3月号(2019年2月28日発行分)の掲載内容です。