�潟Tンワハイテック・サンワアルティス��  
 山下 和貴 山下 義隆  （やましたかずき　やましたよしたか）

プロフィール

山下　和貴会長

1952（昭和27）年1月22日生まれ、68歳。菊池市泗水町出身。91年に�潟Tンワハイテックを設立し、半導体装置組立・製造受託事業で実績を上げる。2007年に関連会社のサンワアルティス�鰍�設立。10年からエアポートホテル熊本を運営。19年5月に代表取締役会長に就任。趣味は読書、ゴルフ、囲碁

山下 義隆 社長

1978（昭和53）年4月7日生まれ、41歳。菊池市泗水町出身。九州学院高校―明治学院大学経済学部卒。2003年�活ﾉ澤製作所熊本工場入社。09年サンワハイテック�鰍ﾉ営業マネージャーとして入社。14年常務取締役、19年5月に代表取締役社長就任。趣味はゴルフ

社長交代、自社の技術力を生かし更なる成長をめざす

　昨年５月、山下和貴代表取締役社長が代表取締役会長に、山下義隆常務取締役が代表取締役社長に就任、新体制で新たな歴史を歩み始めた�潟Tンワハイテック。
　これまでも施設構内用電動ビーグル「ＦＣＩＴＥ ＳＴＡＶｉ（エフサイト スタビィ）」や太陽光発電監視システム「サンみえ〜る」など自社製品の開発に意欲的であったが、近年では、本業の半導体製造用の装置設備の開発にも積極的に取組んでいる。また、昨年は同社の技術力が評価され、半導体デバイスメーカーだけでなく自動車部品メーカーとも取引を開始するなど、取引の幅を広げている。「地震の影響もあって、売上が伸び悩んでいた時期が２年ほどあったが、２０１８年〜２０１９年度は震災前の売上水準に戻すことができた。今年は更に１・５倍程度の売上を目指していきたい」と意気込む。今後は国内工場にとどまらず、台湾や中国などアジアを中心に海外展開も視野に入れている。
　２０１０年からは大津にあるエアポートホテル熊本の運営にも着手。サービス産業分野にもグループ企業のウイングを拡げた。同ホテルでは約１５０人収容できるバンケットを設けた結果、コンベンションや昨年開催された世界女子ハンドボール選手権大会出場国が利用するなど選ばれるホテルへと成長している。「ホテルの敷地内での観光農園や合志市でのケール栽培などにも挑戦したい」と言い、年内の農業法人設立にも意欲を見せた。