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アウテリアタイガー  
 倉沢高幸  (くらさわたかゆき)

  社長
プロフィール
熊本市出身、1967(昭和42)年生まれの52歳。エクステリア資材商社勤務を経て1990年入社、98年取締役、2002年社長就任
SDGsや「ガーデン左官」など業界の未来描く
 アウテリアタイガー鰍ヘ門や塀、庭、テラス、カーポートなど建物の外周りすべてを「アウトテリア」と定義付け、プランニングから設計、施工まで一貫して提供している。今年60周年を迎える同社は、時代の移り変わりとともに変化するトレンドやニーズを先取りし、庭とともに過ごすライフスタイルを提案。業界でもいち早くBtoCに転換し、顧客と直接対話しながら二人三脚で「最高の空間づくり」に取り組んでいる。
 同社は60周年を機に世界標準の企業責任や使命を果たすべく、SDGsを企業行動として掲揚。小学生に職人の技術を体験してもらう「職人さんオリンピック」開催や、タイのバンコク大学建築学部と提携した人材育成などを実施。1月には小国町・(一財)学びやの里と連携協定を締結、カーボンオフセットや小国杉を活用した商品開発などに取り組む。
 また、左官文化の継承や職場環境作りを目的とした「ガーデン左官制度」を創設。「社員として熟練職人の指導を受けながら技術を習得し、将来的には植栽工事や電気工事、テラス等の取付工事など多能工としてキャリアプランも描けるため、高卒・大卒採用は年々増えている」と倉沢社長。職人の高齢化・担い手不足が深刻化する中、同社の取り組みは建設産業にとっても注目すべきヒントになる。
〒860-0833 熊本市中央区平成2丁目1-18
TEL096(379)6002 
https://www.outeriortiger.co.jp
創業/1960(昭和35)年10月 設立/1963(昭和38)年4月 資本金/1,000万円 売上高/7億2,000万円(2019年6月期)
事業内容/外構工事、ガーデン工事、エクステリア工事、土木工事 従業員/29人
事業所/本社・平成展示場、光の森展示場(菊陽町光の森7丁目)、お庭のアイデア館(八代市中片町)
※この記事内容はくまもと経済3月号(2020年2月29日発行分)の掲載内容です。