�潟zームステージ  
 田邉 勝宣  （たなべ かつのり）

プロフィール

1967（昭和42）年12月18日生まれの52歳。熊本市南区八幡出身。熊本工業高校金属科を卒業後、光洋電器工業(株)（同市）を経て、92（平成4）年(株)ユニカ（当時、本社･福岡市）に入社。2002年熊本支社長、04年常務（熊本支社長兼務）に就任。10年9月に独立し(株)ホームステージを設立、同年12月宮崎支店を開設。17年7月、熊本市中央区水道町から現在地（同区水前寺2丁目）に本社を移転した。趣味はゴルフと読書

マーケティング力と販売力武器に全戸完売の実績築く

「レクシア（ＲＥＸＩＡ）」ブランドの分譲マンション開発を手掛け、今年９月に設立10周年を迎える。物件候補地の利便性や優位性を見極めるマーケティング力の高さに定評。これまでに完成した熊本・宮崎・鹿児島３県での13棟（９０３戸）全戸完売の実績がそれを裏付ける。
昨年は、５月に起工した宮崎市宮崎駅東３丁目の物件を皮切りに、計３棟の工事に着手した。７月には、熊本市内で建設を進める２物件併用のモデルルームを本社ビル１階に新設。「販売コストを削減することで、より購入しやすい価格でユーザーに商品を提供できる」と自社内モデルルーム開設のメリットを語る。一戸建て住宅事業では、２０１６年８月に設立した(株)ネオホームが今年７月期決算で約13億円の売上を見込むなど順調な滑り出し。新たな事業エリアへの進出を企図し、ＦＣ事業を加速させる方針を示す。
好調な業績を支えるのが、盤石の販売体制だ。ホームステージグループの現有営業スタッフは50人超。独自のマーケティングから生み出される高い商品力と、その特長を顧客に伝えきる販売力が実績上積みの原動力になっている。「新卒の採用活動を開始し、１、２年のうちに販売要員を70人程度まで引き上げたい」。九州一円を舞台とした事業展開の本格化を視野に、仕入れと販売力のさらなる強化を図る構えだ。