トップ Leaders 熊本のトップ群像 熊本大同青果グループ
Leaders 2020熊本のトップ群像

熊本大同青果グループ  
 月田 潔孝  (つきだ きよたか)

  社長
プロフィール
熊本市出身、1961(昭和36)年1月16日生まれ、59歳。中央大学商学部卒。1984年に肥後相互銀行(現熊本銀行)入行、91年熊本大同青果鞄社、同年取締役経理部長、95年専務取締役、2008年取締役副社長、18年代表取締役社長に就任。16年からは関連会社・椛蜩ッリースの代表取締役社長も務めている
西区池上町の冷凍野菜製造工場は今年夏の着工を予定
熊本大同青果(熊本市西区田崎町)は、多角化への取り組みとして、冷凍野菜製造工場の建設に着手した。昨年6月には大手食品メーカーと共同で、冷凍野菜製造・販売を行う新会社・熊本大同フーズ梶i月田潔孝社長)を設立。さらに熊本市西区池上町の県道並建熊本線北側に
約4500uの工場建設用地を取得した。工場は冷凍加工工場と貯蔵施設を建設する計画で、総事業費は約20
億円、2020年7月の着工、2021年3月の稼働開始を予定している。主に冷凍ホウレンソウ、冷凍かんきつ類を製造する計画で、原材料のホウレンソウはJA熊本市らと協力して圃場を確保した。生産量は年間でホウレンソウが約1,250t、かんきつ類が約750tを計画している。
 月田社長は「生産者にとっては遊休農地の活用、省力化や作業効率の向上、また所得の向上につながると思います。行政やJA熊本市、農機具メーカーなどと連携を図り、加工用ホウレンソウの産地化を目指したい」と、農・商・工連携による工場建設・稼働で、熊本における新たな農作物の産地化推進に向け意欲を見せる。
 また一方で同社では職場環境の改善、作業の合理化を目的として「5S活動」にも取り組んでいる。「環境や業務の効率化を図りながら、自主的に新たな企業価値を創造するために、自由な発想を生み出せるようになってほしい」と月田社長は社員の意識改革に向け力を注ぐ。
〒860-0058 熊本市西区田崎町484 熊本地方卸売市場内 TEL096(323)2500 FAX096(323)2503
http://www.oyasai.ne.jp とっぺん市場アドレス http://10831.jp
創業/1948年5月 設立/1961年3月 資本金/3,000万円 事業内容/青果物卸売業(市場) 売上高/319億円(グループ19年3月期)
従業員数/308人(関連会社含む) 関連会社/熊本大同ホールディングス、大同リース、HOSHIKO Links、熊本大同フーズ
※この記事内容はくまもと経済3月号(2020年2月29日発行分)の掲載内容です。