大熊本証券��  
 出田 信秀  （いでた　のぶひで）

プロフィール

Nobuhide Ideta
熊本市出身。1982（昭和57）年12月15日生まれ、37歳。熊本高校―早稲田大学社会科学部卒。大和証券�梶Aオーストラリア留学を経て2009年同社入社。10年取締役企画室長、15年専務企画本部長、17年代表取締役副社長を経て18年6月から現職。趣味はゴルフ

コンサル力高め、選ばれる証券会社に

　昭和１１年の創業以来、時代の多様なニーズに対応し、多くの顧客の信頼を得てきた大熊本証券。「当社は九州で唯一の独立系証券会社。地域に根差した��リテール証券会社〞として対面提案を中心に展開し、系列や親会社のしがらみもなく、オーダーメードの商品提案ができるのが強み。刻々変化する経済情勢やマーケットに応じて柔軟かつスピーディに総合的な金融サービスを提供できる体制を整えている」と語る出田社長。
　19年は企画本部の企画部と法人ソリューション部に専任スタッフを置き、事業承継や起業の支援、法人向けの資産運用のための商品組成などに力を入れる体制を整えた。また本社、日赤通り支店、八代支店の３店舗体制を敷き、業務効率化と一層の顧客サービス向上を図った。Ｍ＆Ａにも力を入れ、昨年１１月は新たに国内最大の事業承継・Ｍ＆Ａプラットフォームを持つ在京の企業等、複数社と業務提携。保険の販売もスタートし、資産をトータルケアするための体制整備を進めてきた。今後は第二種金融商品取引業の登録も計画。今年は本社業務の効率化に向けてフロアの見直しも計画している。出田社長は「大手やネット系にはない、地元に密着した企業として信頼され、真に提案力のあるコンサル会社にしていきたい」と地元に根差し、顧客満足を高める体制整備を進めている。