�椛蛹�  
 山口徳洋  （ヤマグチ　トクヒロ）

プロフィール

熊本市内坪井町出身。1950（昭和25）年1月30日生まれの56歳。血液型Ｏ型。立教大学法学部卒。85（昭和60）年社長就任。（社）日遊協相談役。趣味は旅行（イタリアなど）、読書、ワイン。座右の銘は「懸命不動」（揺るぎない信念を持って事にあたれば何事も成就するという意） 

3月に大劇浜線店出店、「勝てる立地」へ新たな布石

３月下旬、熊本市八王寺町に新規店「大劇浜線店」をオープンする。約８３００�uの用地を取得、店舗と駐車場の延べ床面積６２８０�u、遊技台５６０台の大型店舗で、土地取得代含めた総事業費は約20億円に及ぶ。同店舗の売上規模は約78億円を見込む。 　「この立地条件は熊本市内で最後の“勝てる立地”」と大手の進出等によりオーバーストア状態の中、し烈なシェア争いが繰り広げられている業界で「勝てる立地」へのビルド＆スクラップ戦略にこだわる。大半の店舗で地域一番店の座を獲得してきたことが高収益企業としての好循環システムを支えている。今期も売上高７００億円、経常利益15億２０００万円の好決算を見込んでいる。 　「しかし、今後業界環境はさらに厳しさを増す。遊技機のスペックの低下、パチスロへのシフト、レジャー消費支出の減少などでパチンコ人口が下降線をたどっている」と飽和状態の市場から淘汰される店舗が続出すると予測する。勝ち組の中の勝ち組へ、地域一番店としての座をキープし続ける企業としての収益体質が“生き残り”の鍵となる。「今後は県域にはこだわらない。立地勝負でいく」と南進か北進か、九州覇権も睨んでいる。