不二高圧コンクリート��  
 岸川 健太郎  （きしかわ　けんたろう）

プロフィール

熊本市子飼本町出身、1959(昭和34)年12月20日生まれ、60歳。東洋大学経営学部卒。82年住友セメント��(現住友大阪セメント)入社、85年４月不二高圧コンクリート�鞄�、90年常務を経て98年11月に社長就任。趣味はゴルフ、旅行など

外国人技能実習生受入れと新商品開発でプレキャスト化を推進

　郷土の皆さんには、日頃より大変お世話になり心より感謝申し上げております。
　令和２年は庚子（かのえね）年、新しいスタートを切るための準備の年と言われ、着実な歩みが必要不可欠と言われています。
　昨年は８月末佐賀豪雨災害や秋には東日本の広範囲に甚大な台風被害も発生しました。世界的な異常気象の中、頻発する想定外の災害は避けられません。防災・減
災の観点からも、国民の生命と財産を守る為の国土強靭化事業が恒久的に予算化されることを望みます。
　国土交通省は建設現場の生産性向上を目的として、ＩＣＴ技術を活用する取組み『ｉ-Ｃｏｎｓｔｒｕｃｔｉｏｎ』（アイコンストラクション）を進めていますが、この中に、現場打ちのコンクリートのプレキャスト化を推進するという文言も入っており、これは業界としてもフォローの風でした。高い技術力・安定的な高品質・施工性の良さ等々「魅力あるプレキャスト製品」として、建設現場の生産性革命を実現する為には、我々プレキャスト製品業界の活躍が必要です。ただ現在、業界では著しい��人手不足〞が進行しています。納期を遵守し、��プレキャスト化〞推進の体制を築くため、当社は今年から外国人技能実習生を受け入れます。またプレキャスト化に対応できるよう新商品の開発も推進いたします。
　今も地域への貢献を続け、地域のインフラ整備には不可欠となる「不二高圧コンクリート」を目指して邁進致します。