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人吉アサノ電機  
 浅野 強  (あさの つよし)

  社長
最前列中央が浅野強社長、最後列左が「エレワイズ」を開発した浦川敬常務
最前列中央が浅野強社長、最後列左が「エレワイズ」を開発した浦川敬常務
プロフィール
熊本県人吉市出身、1949(昭和24)年10月30日生まれ70歳、京都市立洛陽工業高校電気科卒。65年立石電機梶i現オムロン)入社、73年人吉立石電機鞄社、2000年工場長に就任、02年オムロン人吉兜ツ鎖を経て同年人吉アサノ電機鰍設立。趣味はゴルフ。人吉商工会議所常議員。「エレワイズ」は「第18回熊本県工業大賞奨励賞」、「2015年度熊本市ものづくり大賞」、「ものづくり功労者熊本県知事大賞」(2016年)を受賞、「エレワイズこねくと(mini)」は18年度の熊本県新事業支援調達制度認定商品に採用
『制御技術で新たな価値を生み出し未来に向けて社会に貢献』
 2002年にオムロン人吉鰍ゥら事業を継承し設立した人吉アサノ電機梶B以降、オムロン鰍フパートナー企業としてマグネットリレーの受託生産を行っている。
 外部環境の変化などを受け、同社では従来培ってきた制御技術を反映させたオリジナル商品の開発に着手。その結果高圧受電施設向けの無線式ピーク電力自動制御システム「エレワイズ」(特許取得)を完成、2014年から販売を開始した。
 「エレワイズ」をクラウド化した「エレワイズこねくと」は18年度の熊本県新事業支援調達制度認定商品にも採用、昨年4月には更に小型化を図った「エレワイズ
ミニ」を市場に投入した。
 同社では現在「エレワイズ」の技術を使用した新たなシステムの開発に着手している。「エレワイズを導入した、大手企業のお客様から、様々なニーズをいただいています。これらの細かいニーズに対応できるよう、プラットフォームとなるシステムを作り、来年度上期中には市場に投入したい」と浅野社長は新商品開発に意欲を
見せる。
 また同社は、営業の拡大に伴い、ホームページのリニューアルにも着手した。同社のこれまでの歩みや各種商品の説明、事業への取り組みなどを解説した内容で、浅野社長は「『制御技術で新たな価値を生み出し未来に向けて社会に貢献』をスローガンとし、地元人吉からモノ作りを発信したい」と話し、地方から全国に向け商品開発力を発信する。
〒868-0022 人吉市願成寺町1130番地 TEL0966(24)1712 FAX0966(24)0874
http://www.h-asano-e.jp/設立/2002(平成14)年5月 資本金/4,000万円 事業内容/マグネットリレー(電磁継電器)製造、ピーク電力生業装置製造・販売 従業員数/152人
事業所/熊本営業所(熊本市中央区南熊本のくまもと大学連携インキュベータ108) 熊本県「ブライト企業」認定(2016年)
※この記事内容はくまもと経済3月号(2020年2月29日発行分)の掲載内容です。