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学校法人銀杏学園 熊本保健科学大学  
 竹屋 元裕  (たけや もとひろ)

  学長
プロフィール
1953(昭和27)年1月4日生まれ、67歳。熊本県熊本市出身。77年熊本大学医学部医学科卒、81年熊本大学大学院医学研究科病理系専攻(博士課程)修了、2000年熊本大学教授(医学部病理学第二講座)、08年熊本大学副医学部長・医学科長(併任)、10年熊本大学大学院教授(生命科学研究部細胞病理学分野)、11年熊本大学大学院生命科学研究部長・医学教育部長・医学部長(併任)、15年熊本大学理事・副学長、17年学校法人銀杏学園評議。19年4月から熊本保健科学大学学長に就任
教育体制の整備を進め大学としてのブランド力を強化
 昨年4月に新学長に就任した竹屋元裕学長は「本大学が掲げている『保健医療系大学として我が国のリーディング大学の一つとなる』という将来ビジョンの達成に向け、大学としてのブランド力を強化し、『10年後も20年
後も選ばれ続ける大学』として尽力したい」と新たな時代に対応する教育体制の整備に意欲をみせる。
 昨年創立60周年を迎えた同大学では、学生に向け卒業認定・学位授与の方針を含む12項目の熊保大生到達目標(コンピテンシー)を設定、その達成度を、毎学期、修学ポートフォリオに可視化し、学修成果を把握・評価する方法を導入。また学業や進路、健康相談など学生生活の全般について対応する「SG(スモールグループ)担任制」を導入し、きめ細やかな指導に力を入れている。
 施設面では現在旧アリーナの改装を行っている。具体的には旧アリーナを鉄骨一部2階建ての学生食堂にする計画で、延べ床面積418uの空間に1、2階合わせて約670席を設置する予定だ。またこの学生食堂の建
設に伴い現学生食堂は図書館スペースとして、現在の図書館を拡大する計画で、学習空間である「ラーニング
コモンズ」も設置する。学生食堂は今年10月のオープン、図書館スペースは2021年2月頃の完成をそれぞれ予定している。
〒861-5598 熊本市北区和泉町325 TEL096(275)2111 FAX096(245)3126 http://www.kumamoto-hsu.ac.jp
創立/1959(昭和34)年化血研衛生検査技師養成所として設立、1960(昭和35)年熊本医学技術専門学校と改称、1968(昭和43)年銀杏学園短期大学開学、2003(平成15年)熊本保健科学大学開学(保健科学部 衛生技術学科、看護学科)、2007(平成19)年保健科学部リハビリテーション学科増設、助産別科新設、2009(平成21)年大学院(修士課程)新設、キャリア教育研修センター開設、2011(平成23)年言語聴覚学専攻新設、衛生技術学科を医学検査学科に改称、2013(平成25)年作業療法学専攻を生活機能療法学専攻に改称 学部構成/保健科学部(1学部3学科) 医学検査学科 看護学科 リハビリテーション学科(理学療法学専攻・生活機能療法学専攻・言語 聴覚学専攻) 大学院保健科学研究科保健科学専攻(修士課程) 助産別科 キャリア教育研修センター認定看護師教育課程  学生数/1,519人
※この記事内容はくまもと経済3月号(2020年2月29日発行分)の掲載内容です。