�褐F本ホテルキャッスル  
 角田　吉;顕  （かくた　よしあき）

プロフィール

北海道札幌市出身、1965（昭和40）年11月2日生まれ、54歳。北海高校―大東文化大卒。88年三井観光開発（現グランビスタホテル＆リゾート）入社。札幌パークホテルを皮切りに銀座グランドホテル支配人、札幌グランドホテル副総支配人などを歴任し、18年2月熊本ホテルキャッスルに顧問として入り、宿泊担当。同年6月取締役副総支配人、19年6月社長就任。学生時代は野球一筋。趣味は読書

開業60周年を機に新たなホテルキャッスルへ

　昨年６月、16年ぶりの社長交代で新社長に就任した。熊本に着任にてから丸２年になる。当初担当したのが
宿泊部門。「ハードの整備、人材の育成に課題があり、市内ホテルの中でのプライシングの強化、在庫管理など
ネットを中核にしたオペレーションの整備を実施した」と前期比で堅調な成果を上げた。社長就任後は全体を
統括するが、婚礼は「フルサービスホテル」としての品格、優位性を打ち出す。特に料理に関しては「美味しいホテル」は当然として、新しい世代の顧客も含めたニーズの多様性にどう対応するのか。　「量より質、圧倒的な差を提供していく」と��一皿の芸術性〞を強調する。
　「斉藤前社長も相談役に残って頂くなど現在は新旧の経営陣が並走しながら運営している状況、しかし、60
周年を機に自立して行かなければならない」と自らが先頭に立ち組織を牽引する覚悟だ。今年10 月16日が開業60周年記念日、３月８日には料理の三鉄人による特別ディナー、宿泊・婚礼六〇周年プランなどを多彩に展開する。「今年のキーワードは『エンゲージメント』。組織と個人の働く目的と成長を合致させ全員で共有し進ん
でいきたい」という。新たなホテルスローガン「その日を、いちばんに。」に向けて社員全員のベクトルを合わせる。

設立/1960（昭和35）年4月20日　開業/1960(昭和35)年10月16日　資本金/9億6,000万円　事業内容/ホテル業、政府登録ホテル　売上高/35億円　従業員数/227人　役員/代表取締役社長 角田𠮷顕、常務取締役総料理長 松田祐一、取締役 西村浩二、田邉一彦、常勤監査役 岩田憲二　社外取締役/上野景昭、吉村浩平、長野和男、出田敬雄、古荘貴敏、本松賢、藤井章生、須田貞則、久我彰登、上野淳、内山秀成、興縄義昭、監査役 甲斐��博、有岡正治（以上社外役員）、相談役 斉藤隆士、顧問 横山雄治、善家繁、川上洋信