トップ Leaders 熊本のトップ群像 潟Cズミ車体製作所
Leaders 2020熊本のトップ群像

潟Cズミ車体製作所  
 古庄 忠信 会長 國武 幸弘 社長  (ふるしょう ただのぶ くにたけ ゆきひろ)

  会長 社長
大津町にある本社工場をバックに社員と一緒に。左端が古庄忠信会長、右端が國武幸弘社長
大津町にある本社工場をバックに社員と一緒に。左端が古庄忠信会長、右端が國武幸弘社長
プロフィール

古庄会長
熊本県菊池郡大津町出身、1945(昭和20)年7月17日生まれの74歳、熊本市立実務商業学校
(現・熊本市立総合ビジネス専門学校)卒、66(昭和41)年潟Cズミ車体製作所に入社、93(平成5)年から3代目社長、2014(平成26)年8月会長に就任。現在、(社)日本自動車車体工業会相談役・特種部会会長、熊本商工会議所副会頭などにも就いている、趣味は読書、座右の銘は「まごころ」


國武社長
熊本県上益城郡益城町出身、1963(昭和38)年2月10日生まれの57歳。熊本商科大学(現・熊本学園大学)商学部商学科卒業、2001(平成13)年1月潟Cズミ車体製
作所に総務部長として入社、02(平成14)年8月取締役、04(平成16)年8月常務、08(平成20)年8月専務、14(平成26)年8月社長に就任、趣味はゴルフ、読書


『品質日本一』を掲げ、熊本から全国へ展開
 常に『品質日本一』を掲げ、検診車、
特種車の製造・販売を行っているイズ
ミ車体製作所。特にレントゲン検診車
のシェアは全国ナンバーワンの実績を
誇る。「当社の営業エリアは全国に及
びますが、近年は関東・東北地方など
から検診車の受注量が増加傾向にあ
ります。また、特種車では災害支援用
の『コインランドリー車』『移動薬局
車』など特殊装備の車両の受注も増
えてきました」と國武幸弘社長は会
社の現状を説明する。
 一昨年には外務省からの委託を受
けサモア独立国に『歯科検診車』を納
車。昨年10月には警察庁に交通整理
用車両を納め、ハロウィンの際に東京
の渋谷交差点で活用されたという。他
にも高速道路の路面を点検する電波
測定車など、地域や時代のニーズに
応える車両を納めている。
 一方、古庄忠信会長の長年の悲願で
もある「EVバス実用化」に関しては、
「昨年、熊本での実証試験が終了し、
熊本の路線バスとして十分に使用で
きることが実証されました。熊本城
周遊バス「しろめぐりん」にEVバス
導入も決定。環境問題解決の一助にな
るはずです」と期待する。
 同社は昨年、県の「くまもとブライ
ト企業賞」の「従業員とその家族の満
足度向上部門」で表彰された。新卒採
用も順調で、安定した人材確保がで
きている優良企業の一つにも挙げら
れ、更なる躍進が期待される。

〒869-1222 菊池郡大津町岩坂3258-4 TEL096(279)1733 http://www.izumishatai.co.jp

創業/1931(昭和6)年 設立/1951(昭和26)年 資本金/4319万5千円 従業員/118人 事業内容/検診車・特種車・福祉車両の製造・販売業、全
車種車両の車検整備業、板金塗装、バスEV改造、福祉車両レンタカー業 出先/福岡営業所、東京営業所

※この記事内容はくまもと経済3月号(2020年2月29日発行分)の掲載内容です。