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渇ヘ田印刷  
 河田 啓吾 社長 河田 猛宏 専務  (かわた けいご かわた たけひろ)

  社長 専務
河田啓吾社長(左)と河田猛宏専務取締役
河田啓吾社長(左)と河田猛宏専務取締役
プロフィール
河田社長
熊本市北区池田出身、1957(昭和32)年11月
1 7日生まれの6 2歳、明治大学商学部卒、
1981(昭和56)年社長に就任、趣味は読書、
ゴルフ,座右の銘は「臥薪嘗胆」

河田専務
熊本市東区出身、1987(昭和62)年2月8日生まれの
33歳、亜細亜大学経済学部経済学科卒業、2009年7
月東京の水上印刷鞄社、12年4月渇ヘ田印刷に入社、19年6月専務取締役に就任、趣味はゴルフ、ダーツ
最先端設備・二交代制導入で『高品質・短納期』を実現
 全国の印刷業界は、約20年前は9
兆円の市場だったが、現在は5兆円ま
で下落し約4割も縮小。厳しい現況に
立たされ、企業淘汰はさらに進み、今
後5年間で約3割の業者が廃業・倒産
が続くと予測されている。
 河田印刷では2007年、菊全4色
印刷機、仕上げ部門の製本自動ライ
ン化を導入、17年には県内の印刷業
界では先駆的にA全ハイブリッドU
V印刷機を導入、オンデマンド印刷機
の増設など新時代に対応するため継
続的に設備投資を行ってきた。「特に
UV印刷機は速乾性があるため、ス
ピードアップにつながり納期の短縮
が可能になりました。さらに、高感度
インキの使用で品質も向上していま
す。つまり高品質・短納期・生産性向
上〞が図れます」と特長を説明する。
 「また、社内的には今期から全部門
で2交代システムを採用、最長16時
間(8時間×2)体制で対応できるた
め、印刷から納品までの時間が大幅に
短縮されました」という。さらに働き
方改革として、受注企業には珍しく
有給休暇の完全消化、ノー残業、2交
代制導入による人的投資も積極的に
行うという。
 今年6月、新社長に就任予定の河
田猛宏専務は、「ネット印刷普及の影
響で印刷業界は厳しい局面に立たさ
れていますが、当社はより高度な提案
型のビジネスパートナーを目指して
いきます」と抱負を述べた。
〒861-4101 熊本市南区近見8-5-105 TEL096(353)1049 FAX096(353)1044 http://www.kawata-p.co.jp
設立/1963(昭和38)年 資本金/1,000万円 事業内容/総合印刷業 
出先/東京支店 〒104-0045 東京都中央区築地2-12-13 ライツェント築地601 TEL03(6278)8065 FAX03(6278)8837
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※この記事内容はくまもと経済3月号(2020年2月29日発行分)の掲載内容です。