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Leaders 2020熊本のトップ群像

水野グループ  
 水野 泰彰  (みずの やすあき)

  社長
左から原田昌幸チーフ、水野社長、後藤健作店長
左から原田昌幸チーフ、水野社長、後藤健作店長
プロフィール
1968(昭和43)年10月11日生まれの51歳。阿蘇市波野出身。大阪や京都で料理人として修業し、30歳の時、田崎市場で野菜商を創業。2006年叶野商店として法人化。その後、10年に鰍りがとうファームを設立。14年には泣~ウラコーポレーションを子会社化し、社員75人を抱えるグループ企業に成長させた。趣味はゴルフ・乗り物・文房具収集
高級食パン店「革命とはこのこと」が販売好調!
 田崎市場近くで青果物の生産から加工、販売を手掛ける水野グループ。熊本の青果業界で有数の企業に成長した同グループは「食を通して熊本を元気に」という水野社長の揺るぎない経営ビジョンが、常に会社躍進の原動力になっている。
 昨年は11月、熊本市北区高平の国道3号線沿いに高級食パン専門店「革命とはこのこと」をオープン。高級食パン店がブームを巻き起こしている昨今において、同店は日本各地で高級食パン店をプロデュースしている岸本拓也氏が手掛けた。商品の食材にはミネラル分豊富な阿蘇の白川水源の水や国産生クリーム、小麦、天草の塩などを使い、「深みのある甘味など、パンが持つ最高のおいしさを表現した」という。現在一日あたり200〜250本の食パンを製造しており、連日完売が続く。同店のオープンについて水野社長は「熊本ブランドの産品を使った商品を展開し、地域経済の活性化に貢献していくことは我が社の使命。この新店舗では今年から県内他社とコラボした新商品開発も進行中で、当社の持つ販売力や配送力を生かし、業務用商品として流通させていきたい」と語る。
 今年は現本社隣接地に生産効率アップを狙った新しい本社屋を建設する同社。常に時代を捉え、堅実に事業を拡大していく水野グループの展開に期待は一層高まる。

〒860-0068 熊本市西区上代2-124-1 TEL096(322)5520 FAX096(322)5523 http://www.mizuno-arigatou.com/

創業/1999(平成11)年 資本金/800万円 事業内容/青果物全般取扱い(生産・加工・納品・転送)
【水野グループ】叶野商店、鰍りがとうファーム、泣~ウラコーポレーション グループ従業員/75人 グループ年商/25億円

※この記事内容はくまもと経済3月号(2020年2月29日発行分)の掲載内容です。