岱明運輸��  
 福田　洋  （ふくだ　ひろし）

プロフィール

玉名市岱明町出身。1976年10月4日生まれ、43歳。東海大学付属第二高校-九州東海大学卒。2006年岱明運輸入社、常務を経て12年社長。2015年玉名青年会議所理事長。その他、玉名大俵まつり実行委員長、（公社）熊本県トラック協会副会長など公職多数。趣味は車とバイク

創業６０年、誰もが働きやすい環境整備へ全力

　県内屈指の事業スピードで地場運輸業界の活性化に貢献する岱明運輸�梶B今年９月で創業60周年を迎えるなど県内の運送会社では屈指の歴史を持ち、近年はスタッフ増員を通じて組織の若返りを図っている。福田社長は「若者や女性、高齢者・・誰もが働きやすい労働環境の整備に全力を挙げて取り組んでいる」と力を込める。主力の運送業では昨年12月、県央に位置する甲佐町に「熊本東営業所」を開設し、長距離輸送の営業拠点として運営している。また、九州最大級の物流拠点「新玉名倉庫」を玉名市下の自社所有地に開業した２０１７年には倉庫業にも本格参入しており、運送・倉庫の２本柱で創業１００周年に向けた基盤づくりを着々と築いている。昨年12月には「ホワイト物流」の自主行動宣言を実施し、今年３月には「健康経営優良法人２０２０」に認定されるなど時代のニーズを捉えた同社の姿は今や事業の成長戦略モデルといっても過言ではないだろう。
　一方、福田社長は昨年５月、（公社）熊本県トラック協会の副会長に就任。協会の事業として県内の高校・大学で定期的な物流出前講座を開催しているほか、高校生を対象にした「くまもとお仕事探検フェア」に参加するなど、運輸業界の未来を見据えた社会活動を精力的に行っている。「今後も次世代を担う若者へ物流業の魅力、やりがいを伝えていきたい」。福田社長は力強く締めくくった。