�鞄｡商重量・�褐苴｡  
 後藤　栄雄  （ごとう　さかお）

プロフィール

阿蘇郡高森町出身。1968（昭和43）年12月13日生まれ、51歳。県立阿蘇高校卒業後、親類が経営していた熊本市内のクレーンリース会社入社。その後1995年に個人創業。翌年1月に�鞄｡商重量として法人化し社長就任。2016年1月に創業した関連会社�褐苴｡の社長も兼務する。同年11月には熊本地震復旧・復興事業協同組合を設立し、代表理事就任

創業25年、技術者育成で会社の持続的成長を

　�鞄｡商重量と�褐苴｡で組織する御藤グループ。２社の代表を務める後藤氏は「おかげさまで個人創業から25年を迎える。今日まで当社を支えてくれた社員やお客さまには心から感謝し、次世代へ向け少しずつ恩返しをしていきたい」と創業からこれまでを振り返り、笑顔で語る。
　機械器具設置工事をメインに事業を展開する藤商重量は大手の物流会社や機械装置メーカーを複数顧客に持ち、大小の幅広い重量物を扱う同業においては熊本で指折りの実績がある。また、御藤では一般の戸建て住宅（鉄骨・鉄筋コンクリート）建築を得意としており、全国に持つ建築家集団との人脈を生かし、顧客ニーズに応じたプランニングから土木・舗装を含めた施工までを一貫して受注できる体制を整え、県内で年に３棟を手掛ける。一方、後藤氏は熊本地震を機に県内外における異業種の中小企業で「熊本地震復旧・復興事業協同組合」を２０１６年に設立し代表理事に就任。会員各社の技術や情報力を生かしながら総力を挙げて、共同受注などの共同事業を展開している。
　個人創業から四半世紀ー。後藤社長は「社員には業務に関連した免許取得を推進している。今後も技術者の確保、育成を通じて安定受注できる体制づくりに努めていきたい。事業を通じて社会貢献できる会社を持続的に築いていくことが使命だ」と結んだ。