�潟}イスティア  
 工藤 正也   （くどう　せいや）

プロフィール

合志市出身、1956（昭和31）年2月25日生まれ、64歳。熊本工業高校卒。「スピード」をモットーに社業に取り組む 

蓄積した技術力・人材力で新事業に挑戦

　製造装置、精密機器、輸送機器など産業機器全般の開発、設計、製造事業を展開しているマイスティア。開発拠点として関東ブランチ（横浜市）と関西ブランチ（尼崎市）を開設。製造拠点としては合志本店に隣接する２つの工場、和水工場、大分工場を備える。さらに海外では米国、中国、台湾 で事業を展開している。
　人手不足が課題となる中、完全自動化が難しい製造現場においてＲＰＡ（ロボティックプロセスオートメー ション）の導入需要が増加傾向にある。同社では、これまで培った開発技術と生産技術を活用して工場のスマ ート化をサポートする事業に力を入れている。人とロボットが協働し生産性向上を実現する自社開発のハンド 系ロボットを各々の工場向けにカスタマイズして提案。また、画像処理技 術を駆使して、視覚や動体検知を実 現する自社ソフトウエアブランド「ＶＩＮＩＥ（ビニー）」はサイズや動作速度で世界最高クラスでありながらもコストを抑えた製品で、「どちらも工場のスマート化に貢献できる可能性は大きい」と工藤社長。
　これらの技術は製造現場のみならず水産業などの第一次産業にも展開。次世代養殖システムの開発にも取り組む。工藤社長は「ＩｏＴやＡＩで人 手不足などの課題を解決するとともに、地域活性化にも貢献したい」と意欲を示している。