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熊本交通運輸  
 住永 金司  (すみなが きんじ)

  社長
プロフィール
上益城郡御船町出身、1947年5月15日生まれの72歳、熊本商業高校卒。72年熊本交通運輸を設立。熊本トラック運輸事業協同組合理事長、益城町商工会会長
「ホワイト物流」推進運動への取り組みを実施
 熊本交通運輸では、国が推進する「ホワイト物流」推進運動へ参加し、各種取り組みを実施している。「ホワイト」物流は深刻化が続くトラック運転者不足に対応、「トラック輸送の生産性の向上・物流の効率化」、「女性や60代以上の運転者等も働きやすいより『ホワイト』
な労働環境の実現」に取り組む運動で、参加企業は自主行動宣言の提出が求められる。住永社長は「当社では昨年から、荷主であるYKK AP様とパートナーとして参加しました。具体的にはパレット、カゴ台車、折り畳みコンテナ、通い箱などを活用し、作業負担の軽減や荷役時間の削減を進めたり、連結トラックを導入し、ドライバーを増員せず輸送量を1・7倍に増やし、CO2排出抑制に貢献するなどしています。現在4輌で運行していますが、10月には3輌を増車し7輌体制にする予定です」と取り組みの内容と成果を紹介する。
 また同社では物流センターの新設を続けている。昨年3月には上益城郡嘉島町の約2,500uの定温倉庫が稼働開始したほか、現在宇土市松山町の宇土物流センター内に約2,425uの定温倉庫建設しており、3月から稼働開始する予定だ。住永社長は「お客様のニーズに対応して物流センターを建設していますが、ニーズも多様化してきています。そのため付加価値を高めた物流
センターを増やしたい」と意欲を見せ、福岡県での新物流センター建設を視野に入れている。
〒861-2212 上益城郡益城町平田2240-1 TEL096(286)2304 https://www.kumako-co.jp
設立/1972年4月 資本金/9,000万円 従業員/785人(グループ) 事業内容/一般貨物自動車運送事業、貨物運送取扱事業、倉庫業、通運事業、旅客
自動車運送事業 売上高/148億円(2019年3月現在・グループ) 車両台数/502台(グループ) 出先/東京事務所、中部(三重)営業所、広島営業所、益城物流センター、鹿児島営業所、鹿児島中央営業所、鹿児島空港営業所、沖縄営業所 グループ企業/熊交エクスプレス、熊本旭運輸、福岡熊交、八代熊 交、令和熊交、サンコー・コミュニケーションズ、KMKコーポレーション、アヴァンセ・シム
※この記事内容はくまもと経済3月号(2020年2月29日発行分)の掲載内容です。