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松木グループ  
 松木 喜一  (まつき きいち)

  社長
額の写真は創業者松木國治(左)、2代目松木國助。、松木喜一社長(左)松木一史専務(右)、松木大典君(中央)
額の写真は創業者松木國治(左)、2代目松木國助。、松木喜一社長(左)松木一史専務(右)、松木大典君(中央)
プロフィール
旧阿蘇郡蘇陽町(現上益城郡山都町)出身、1950年4月30日生まれ
69歳。青山学院大学卒。80年松木産業入社、87年松木グループ社長
に就任。2003年八代商工会議所副会頭、10年11月1日から会頭
ARLSホールディングス始動、経営基盤の強化着々と
 創業95周年を機に、「次の百年」へ向
けて歩み始めた松木グループ。松木産
業を除く傘下5社の持ち株会社とし
て、各企業の将来を担う経営者の育成、
資産の管理やグループ事業の開発に当
たるARLSホールディングスがいよ
いよ本格的に始動した。All Roun
d Logistics Solutions
の頭文字を集約した社名は、常に時代
のニーズに対応した総合物流事業を提
案し続ける同社の基本理念を投影する
とともに、5年後の百周年を見据えた
事業承継へ向けた布石の1つでもある。
 人材確保の一環として、昨年スタート
した外国人研修生受け入れは、これま
でに10人のベトナム人技能実習生を自
動車整備や製品包装現場に配置、今後20人まで拡大する計画だ。一方ロボット
技術なども駆使して省力化を推進する
など女性や高齢者、外国人も働きやす
い労働環境が整いつつある。
 また、南九州初の施設として八代港
構内で稼働している「危険物倉庫」の3
棟目を夏頃にも着工、年内の完成を目
指す。荷主企業のコンプライアンス重視
で、拡大するニーズにこたえるととも
に、八代の港湾機能強化にも寄与する
ことになる。
 4月に完成するくまモンポートの活
用策に思いを巡らせながら、「グループ
の総合力を発揮し、八代港の価値を国
内外に発信していきたい」と語る松木
社長。地域経済のけん引役として同グ
ループの存在感はさらに高まっている。
〒866-0851 八代市毘舎丸町1-3 TEL0965(32)6111 FAX0965(32)6114 http://www.g-matsuki.co.jp
創業/1924(大正13)年10月 売上高/48億円(グループ連結) グループ従業員数/445人(パート、アルバイト含む)
【松木グループ】松木産業梶A大日産業梶A松木運輸梶A松栄整備梶AMGS梶A八代港湾倉庫梶i旧曙組) 事業内容/工場内荷役請負業、荷造材料販売業、木製
パレット製造・販売業、紙管加工業、船外機部品物流センター運営、一般貨物運送業、港湾運送業、倉庫業、通関業、産業廃棄物収集・運搬業、一般・産業車両整 備業、リフト・自動車販売業、損保保険代理業、出先/車検のショーエイ南店、松木運輸佐賀営業所、YKP物流センター、熊本港シッピングサービスなど
※この記事内容はくまもと経済3月号(2020年2月29日発行分)の掲載内容です。