Leaders 2020熊本のトップ群像

潟ネザワ  
 米澤 房朝  (よねざわ ふさとも)

  社長
プロフィール
合志市出身、1944(昭和19)年2月1日生まれ、76歳。鎮西高校卒。趣味は仕事。座右の銘は「冬来たりなば、春遠からじ」。何事にも良い時とそうでない時がある。前向きに考えながらも、良い時に有頂天にならず、また冬があるということも忘れてはいけない。 自分に対する応援の言葉であり、戒めの言葉でもある
「小さく、狭く、濃く、深く」で業界と地域の発展に注力
 「小さく、狭く、濃く、深く」をモットーに地域密着で変わらぬ事業展開を進める潟ネザワ。視聴覚の専門店として、認定眼鏡士・視能訓練士・認定補聴器技能者など資格を持った専門家によるサポートのもと、眼鏡・コンタクトレンズ・補聴器・福祉機器などを販売する。「これからも検眼をきちんとして、お客様にピッタリと合った安心できる良い眼鏡を提供していきたい」と米澤社長は話す。
 眼鏡業界全体の活性化にも力を入れており、県外の後継者不在や業績低迷などを理由に閉店するメガネ店を引き取り、再び元気に営業できるように導くなど業界支援にも取り組んでいる。昨年7月には同社が運営を引き受けている「さばえめがね館」を「ゆめタウン光の森」に出店。鹿児島、長ア、宮崎、福岡、熊本の5店舗での展開となった。眼鏡フレームの国内産地、福井県鯖江市の高いデザイン性と品質を有する眼鏡を広め、業界を盛り上げたいと願う米澤社長の想いが感じられる。
 また、合志市の「アンビー熊本」における開発事業も軌道に乗り始めている。「スーパーニシムタ」はじめ「くまもと免疫統合医療クリニック」もオープンし、一層のにぎわいを見せる。米澤社長は「生まれ育った合志市。地域住民の皆さんに本当に必要なモノやサービスを提供してくれるテナント内容の充実を図っていきたい」とさらなる地域の発展に向け意欲を見せる。
〒862-0950 熊本市中央区水前寺6丁目1-38 TEL096-381-6606 http://www.yonezawa-web.co.jp
創業/1974(昭和49)年2月 設立/1974年5月 資本金/9064万円 事業内容/メガネ、コンタクトレンズ、補聴器、福祉機器、光学機器、その他関連商品等の販売 売上高/130億円 従業員数/986人 店舗数/200店舗(九州各県・山口県) 関連会社/ドウ.ヨネザワなど
※この記事内容はくまもと経済3月号(2020年2月29日発行分)の掲載内容です。