Leaders 2020熊本のトップ群像

潟}ルホ  
 本田司  (ほんだ つかさ)

  社長
写下段左から、松尾卓監査役、本田司社長、本田民雄顧問、上段左から、本田哲大取締役、本田純也取締役、山口輝彦専務取締役、松本秀之執行役員工場長
写下段左から、松尾卓監査役、本田司社長、本田民雄顧問、上段左から、本田哲大取締役、本田純也取締役、山口輝彦専務取締役、松本秀之執行役員工場長
プロフィール
熊本市出身、1951(昭和26)年11月8日生まれの68歳。東海大学工学部経営工学科卒。72年水産食品加工の老舗「丸福」(東京都)入社、74年マルホ鯨入社、80年取締役、88年常務取締役、92年社長就任。
座右の銘は「疾風に勁草を知る」(社訓)。趣味は鳩飼育、麻雀
創業100年を経て、新たな時代への“創造と挑戦”
 「これまで多くの苦難があったが、取引先の支援や社員の断え間ない努力により今日まで前進することがで
きた。商業捕鯨も再開され業界も新たな局面を迎えるが、これからも鯨にこだわり、鯨食文化の継承に努め、
新しい時代へチャレンジしていきたい」。
 同社は1919(大正8)年の創業、百年を経て現在の本田司社長で5代目を数える。日本の捕鯨事業の盛衰
の中で着実に地歩を固め、本田社長の経営力と人間力により、今日では鯨の専門メーカーとしては業界トップの座を誇る。同社の最大の起点は2010年のHACCPの取得。鯨ベーコン、さらし鯨、赤身鯨の3製品群でレベル1という世界最高水準の安全性評価を受け、更なる品質向上と、おいしさや見栄え、健康機能性など付加価値がのった鯨製品を提供していくことが可能となった。社是は「つくること」。この3品目の加工をベースに
400アイテムを超える商品を開発した。
 昨年7月からは商業捕鯨が再開され、新たな需要の拡大が期待される。「業界の拡大気運が高まる今期は高
品質高付加価値のものづくりとさらなるマーケティング展開を図り、次世代への指針を示したい」と鯨製品を九
州特産品と共に熊本から発信していく構想も抱く。
写下段左から、松尾卓監査役、本田司社長、本田民雄顧問上段左から、本田哲大取締役、本田純也取締役、山口輝彦専務取締役、松本秀之執行役員工場長

リーダーズ
本田 司ほんだ つかさ
潟}ルホ 社長
熊本市出身、1951(昭和26)年11月8日生まれの68歳。東海大学工
学部経営工学科卒。72年水産食品加工の老舗「丸福」(東京都)入社、
74年マルホ鯨入社、80年取締役、88年常務取締役、92年社長就任。
座右の銘は「疾風に勁草を知る」(社訓)。趣味は鳩飼育、麻雀
Tsukasa Honda
〒860-0057 熊本市西区八島町1005番地 TEL096(355)6351 FAX096(356)4149
http://www.e-kuzira.com
事業内容/鯨及び魚介類の加工販売 創業/1919(大正8)年 設立/1951(昭和26)年9月 資本金2000万円 売上高/7.4億円 従業員数/45人
※この記事内容はくまもと経済3月号(2020年2月29日発行分)の掲載内容です。