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Leaders 2020熊本のトップ群像

潟lイチャー生活倶楽部  
 冨田 祐次郎    垂見 和子  (とみた ゆうじろう  たるみ かずこ)

  社長    理事長
前列左から3人目が冨田社長、4人目が垂見理事長
前列左から3人目が冨田社長、4人目が垂見理事長
プロフィール
とみた ゆうじろう
熊本市出身。1957年12月7日生まれ。大卒。ハウスメーカーから、2007年ネイチャー生活倶楽部監査役を経て、2015年代表取締役に就任

たるみ かずこ
菊池市隈府出身。1956年3月2日生まれ。熊本県立女子大学文学部卒(現熊本県立大学)。1996年8月潟lイチャー生活倶楽部設立。ビスネット主催、消費生活アドバ
イザー、「なっとく!企業」認定。趣味は三味線
SDGsが元来の活動のベース、さらなる継続へ
 「入浴料が、嗜好品と思っていたら大間違い!」「風呂上りが一番乾燥するんだよ。必需品になったね。」と皮膚科医からの情報がきっかけで、会員メンバーが実証を行いながら製品化を目指す会員プロジェクトで一昨年
11月に商品化した保湿性の高い「サクラン入浴料」。その後反響を呼び、携わった会員、皮膚科医、開発者でCM作成し昨年12月からBS放送を展開中。新規の輪も広がっているという。 「今やSDGs(持続可能な社会)が時代のトレンド。ただ元々この考え方は当倶楽部のベースとなる哲学。特に危機的状況の今、更なる加速が必要。」と活動も商品開発も徹底している。シャンプー等の排水にも気を配り通常行わない河川分解試験も実施、新たなCO2排出のないバイオマス100%容器への切り替えも進めている。また、新規会員プロジェクトが発足。自ら手を挙げた全国の会員たちが生活の根幹を握る女性の視点でプラ問題、食の問題にも踏み込んでい
る。 そして長年の課題、毛染め剤。肌に負荷のない成分研究を進め、成果を上げつつある。現在、50人による実践的な試作モニターに入った。今後10倍以上に増やし、安全性の確認、一年後には商品化を実現したいという。必要であれば自分たちで商品まで創る〞、「これからを変えていくのは女性たち」なのだ。
〒862-0954 熊本市中央区神水2-7-10 TEL096(386)0030 http://www.nature-life-club.co.jp
創業/1995年4月 設立/1996年8月 資本金/1,000万円 事業内容/シャンプー・化粧品等生活必需品の商品改善・開発・提供 従業員数/15人
※この記事内容はくまもと経済3月号(2020年2月29日発行分)の掲載内容です。