社会医療法人 寿量会 熊本機能病院  
 米満 弘一郎  （よねみつ　こういちろう）

プロフィール

Kouichiro Yonemitsu
1972年（昭和47年）8月生まれの47歳。熊本市出身。救急医。2000 年4月熊本大学医学部第一外科、2004年9月熊本労災病院心臓血管 外科、2005年4月国立大阪医療センター救命救急センター、2007年 9月熊本大学高次救急集中治療部助教、2009年4月済生会熊本病院 救命救急センター医長、2012年6月に医療法人社団寿量会熊本機能 病院救急センター長兼理事長に就任 

患者さんが望む生活実現に向け、目的設定型リハビリ実践

　社会医療法人寿量会・熊本機能病 院（熊本市北区山室６丁目、米満弘一 郎理事長）は今年１月、県内では初、 全国でも６台目の導入となるロボテ ィックアーム（人の手の代わりに作業 を行うコンピューター制御による機 械の腕）による人工膝関節全置換手 術を実施した。米満弘一郎理事長は 「ロボティックアームが導入されたこ とで、人工関節の精度が向上し、より 安全な手術が可能になりました。治 療を待つ患者さんのためにも、最新の 治療技術やリハビリを今後も取り入 れていきたい」と話す。 　患者さんが望む退院後の生活が実 現できるよう、目的設定型のリハビリ に取り組む同病院では、ショッピング やグランドゴルフ、畑仕事など、患者 さんの退院後の楽しみや趣味が実践 できるよう、担当療法士が買い物や 畑仕事に付き添い、患者の動作や周囲 の状況をチェック。リハビリ訓練に生 かすなど、日常生活が安全で快適に 過ごせるよう、介護の側面からのリハ ビリや生活環境づくりにも力を入れ ている。 　昨年 12 月、同病院は医療法人社団 から、社会医療法人へと法人格を変 更した。米満理事長は「地域の医療、 健康に奉仕するという従来の姿勢は そのままに、より地元に密着した病 院として、患者さんが気軽に相談で きる病院づくりを目指したい」と語っ た。