トップ Leaders 熊本のトップ群像 特定医療法人成仁会 くまもと成仁病院
Leaders 2020熊本のトップ群像

特定医療法人成仁会 くまもと成仁病院  
 田上 洋行 上原 昌哉  (たのうえ ひろゆき    うえはら まさや)

  会 長 理事長兼院長
前列左から池井聰総院長、上原昌哉理事長兼院長、田上洋行会長 後列左から藤本裕三事務長、村上元子看護部長、勇聡副院長、紀武志副院長、中島俊美リハビリ部長兼
前列左から池井聰総院長、上原昌哉理事長兼院長、田上洋行会長 後列左から藤本裕三事務長、村上元子看護部長、勇聡副院長、紀武志副院長、中島俊美リハビリ部長兼
プロフィール
Hiroyuki Tanoue
下益城郡美里町(旧砥用町)出身、1944年9月20日生まれ。1964年に税務大学校 を卒業後、東京、熊本の国税局を経て、1985年(当時40歳)9月、税理士事務所を開 業し独立。2005年1月、税理士法人熊本東会計センターに組織変更(至現在)。医療 法人の会長や医業経営コンサルタント、保護司も務める。趣味は、ゴルフ、囲碁

Masaya Uehara
上原昌哉院長/1957年12月28日生まれ。1987年に熊本大学医学部を卒業後、熊本大学医 学部代謝内科助手、熊本市医師会熊本地域医療センター代謝内科医長を経て、2004年4月、く まもと成仁病院院長に就任。現在に至る。日本糖尿病学会認定医、日本内科学会認定内科医、 日本内分泌学会内分泌代謝内科専門医、認定産業医、健康スポーツ認定医、介護支援専門員 
医師、看護師の働き方改革が今後の課題
 院内の雇用環境の改善を目的に「働き方改革」に取り組むくまもと成 仁病院(熊本市東区戸島2丁目、上原 昌哉院長)では、今年1月から終日実 施していた土曜日の外来受け付けを 午前中のみとすることを決めた。医 師及び看護師などの負担軽減と入院 患者への看護の充実が主な理由だ。上 原院長は「働き方改革により、医療の 現場も大きく変ろうとしています。そ れまでの慣行を見直し、より効率的 で実効性の高い業務実現に向けた新 たな取り組みが必要です」と話す。  同病院では医療安全や衛生面な ど、法律上必要な委員会は残し、内容 が重複するものやまとめて運営でき るものなどを集約することで、これま での 35 から 15 に委員会の設置数を減 らした。  「情報共有化のシステムを活用す ることで、報告が主な目的の委員会 はかなり減らすことができ、その結 果入院患者様への手厚いケアに時間 を割くことが可能になりました」。  さらに、同病院では月一回の全体朝 礼を全体終礼に変更し、さらに毎日 実施していた各部署毎の朝礼も勤務 時間内に実施するなど、積極的な業 務改善に取り組んでいる。  上原院長は「勤務時間が不規則に なりがちな医師の働き方改革と、人 材確保に向けた看護師の待遇改善が 今後の課題です」と最後に語った。
〒861-8041 熊本市東区戸島2-3-15 TEL096(380)7011 http://www.seijinkai-net.jp
設立/昭和52年3月 職員/508人 診療科目/内科、糖尿病内科、代謝内科、内分泌内科、呼吸器内科、消化器内科、循環器内科、整形リハビリテーショ ン科、脳神経リハビリテーション科、脳神経内科、放射線科、歯科 ベッド数/180床 一般病棟37床、回復期リハビリ病棟50床、医療療養病棟93床  関連事業/介護医療院42床、介護老人保健施設平成唯仁館・居宅部門(訪問看護、訪問リハビリ、通所リハビリ、居宅介護支援事業所)、熊本市高齢者支 援センタささえりあ託麻)、益城町東部圏域包括支援センター 
※この記事内容はくまもと経済3月号(2020年2月29日発行分)の掲載内容です。