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丸美屋  
 東健  (ひがしけん)

  社長
プロフィール
菊池郡大津町出身、1951(昭和26)年7月3日生まれの69歳。74年3月同社入社、94年常務取締役、2002年社長就任。趣味はゴルフ。お城納豆・お城豆腐ブランドを展開するほか、第3の柱として納豆・豆腐以外の農産物加工商品販売にも着手。12年には農業法人株_匠なごみを設立するなどさまざまな改革を打ち出している
新体制で他社に負けない商品開発≠ノ尽力
今年3月、創立から66年を迎える滑ロ美屋。ふりかけの製造会社として創立した同社は、食生活の変化とともにメイン商品を納豆・豆腐へと形を変え、お城納豆・お城豆腐が誕生。ひきわり納豆は九州シェアNO.1を誇るまでに成長し、今後も「地球にやさしく、おいしさひとすじ健康に奉仕する丸美屋」を掲げ、100年企業に向け邁進する。
 これまで、通常のひきわり納豆より粒が細かい「ひきわり極小」の開発など他社に負けない商品開発〞に尽力してきた。今期からさらなる商品開発力の向上を目指し、実力のある女性契約社員を、商品開発を行う部署の管理職に抜擢し、新体制で開発に注力。春には国産大豆のひきわり納豆を発売するほか、現在は子どもや高齢者向けの新商品開発などに精を出す。昨年は、指定管理で運営する三加和温泉なごみ乃湯敷地内でクルマエビの陸上養殖にも着手。寒い時期にはプール内の配管に温泉水を通し適温に保つシステムで、発売の際には温泉水を活用した同商品を和水町の特産品としてPRし、三加和温泉の知名度アップにも繋げる考えだ。
 関連会社の兜髄o庵が販売する生おからパンは昨年、県商工会連合会の「うまかもんグランプリ」でベストセレクションの認定を取得。大豆の生産を行う株_匠なごみも順調に大豆の生産量を伸ばすなど、グループ全体で成長を続ける同社。現状に決して満足することなく、さらなる高みを目指す。

〒865-0105 玉名郡和水町内田2211 TEL0968(75)6000 http://www.marumiya-g.co.jp
設立/1956(昭和31)年3月 資本金/4,160万円 事業内容/納豆・豆腐製造販売 従業員数/291人 支店/福岡県三井郡大刀洗町 
工場/南関・菊水・植木、また、南関・菊水工場敷地内に直営店を経営 関連会社/兜髄o庵・株_匠なごみ・大連美屋食品有限公司(中国)
※この記事内容はくまもと経済3月号(2021年2月28日発行分)の掲載内容です。