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潟Uッパージャパン  
 藤本一博  (ふじもと かずひろ)

  社長
プロフィール
1960年7月10日生まれの60歳。熊本市出身。鎮西高校-明治大学卒。警察官として熊本県警で8年間勤務し、92年熊本市南区御幸笛田町で花の輸入卸を個人創業。96年に法人化し2000年現在地へ本社を移転。趣味はオートバイと柔道。社名の「ザッパー」とはKAWASAKIの名
車「Z650」の愛称で「駆け抜ける疾風」という意味を持つ。社名に取り入れたのは「夢を追い続ける存在でありたかったから」(本人談)
流通団地に本社移転、各事業部を集約へ
 世界10カ国以上から花を仕入れ、全国各地の花卸売市場に販売する潟Uッパージャパン。4千億円といわれる国内の切り花市場は近年の人口減に加え、新型コロナウイルスの感染拡大による冠婚葬祭の激減などで厳しさを増しており、同社の前期売上高も前年比2割減となった。
 同社は今年2月末、熊本市流通情報会館北東側の土地(1980u)と事務所棟および倉庫(延べ床面積3527u)を取得、5月末をめどに同地へ本社事務所を移転する計画だ。花の仲卸事業部・店舗、ユニフォーム事業部も同地に集約し、業務の効率化につなげていきたい考え。移転後、現本社事務所(フロア面積138u)はオフィスや店舗などとして他社に貸し出すという。「逆風下の業界環境だが、本社移転を一つの契機に花輸入卸という枠組みの中で、業務のすそ野を広げながら反転攻勢に出たい」。藤本社長はコロナ禍の営業戦略を力強く語る。
 切り花の輸入卸会社として九州トップ、全国的に見ても有数の企業規模になったザッパージャパン。10年前からは卒業式シーズンに合わせ、藤本社長の母校である古町小学校(熊本市西区二本木4丁目)へ天草産の胡蝶蘭を寄贈するなど、社会貢献活動にも力を入れており、2021年は新本社の稼働で、企業として新たなステップの1年になりそうだ。
創業/1992年 設立/1996年 資本金/900万円 事業内容/切り花輸入卸 売上高/23億円(2020年12月期) 社員数/30人(パート含む)出先/仲卸店・フラワープロデュース凛花出仲間店(熊本市南区出仲間9-7-21)、福岡営業所(福岡市博多区月隈2-10-5) 関連会社/潟Uッパージャパンベーシス(不動産管理業)、ユニフォーム事業部U-kari (熊本市東区健軍4-14-1 和光ビル1F)〒860-0051 熊本市西区二本木5-3-6 
TEL096(211)1780 FAX096(211)1785  http://www.zapper.co.jp/
※この記事内容はくまもと経済3月号(2021年2月28日発行分)の掲載内容です。