白鷺電気工業��  
 沼田 幸広  （ぬまた　ゆきひろ）

プロフィール

熊本市出身、1976（昭和51）年4月20日生まれの44歳、日本大学―同大大学院生産工学研究科電気工学専攻博士前期課程修了、2001年4月から10年6月まで東海旅客鉄道�葛ﾎ務後、10年7月に白鷺電気工業�鰍ﾉ社長室長として入社、10年9月上席執行役員、11年9月常務取締役、14年8月に社長就任、趣味はラグビー観戦

「体表温・温度検知システム」が納品200台突破

　白鷺電気工業�鰍ﾍ、ＳＤＧｓ（持続可能な開発目標）に積極的に取り組み始めて今年で４年、県内でも先駆
的な企業に挙げられる。同社の『環境経営方針』もＳＤＧｓに関連して大きく改訂。特に行動方針のＳＤＧｓへ
の取り組みに、「『知る』から『行動する』、そして『貢献する』へとＳＤＧｓに対する取り組みに注力します」と宣言している。
　新型コロナウイルス感染拡大の中、同社は昨年４月中旬から感染対策の一環として『体表温・温度検知システ
ム』の取り扱いを開始。「公共施設や事業所に出入りする人々の体表温を瞬時に感知し、設定温度以上の温度
を検知するとアラームで発熱者を知らせます。用途に応じて２タイプを用意しています。取り扱いを開始してか
ら熊本県内はもとより北海道、沖縄県など全国各地からも問い合わせがあり、多くの反響がありました。特に
『Ｖ２Ｌ型（サーマルタブレット）』は、今年１月末に納品実績が２００台を突破しました」と話す。
　一方、同社の農業関係の事業を行うグループ会社のしらさぎファーム�鰍ﾍ、昨年12月中旬、新商品『黒にんに
くクッキー』の発売を開始した。菓子メーカーの古今堂（南阿蘇村河陽）と共同開発。「現在、本社事務所と通販サイトで販売していますので、ぜひ味わってください」と沼田社長。