熊本銀行  
 野村俊已  （ノムラ　トシミ）

プロフィール

1959（昭和34）年9月30日生れの61歳。熊本市西区河内町出身。九
州東海大学（現東海大学九州キャンパス）工学部経営管理学科卒。82
年熊本相互銀行（現熊本銀行）入行、2007年花畑支店長、11年執行役員営業推進部長兼市場営業室長、13年4月取締役常務執行役員を経て、19年4月頭取就任。趣味は読書、ウォーキング、ゴルフ

事業モデルの高度化、「投信のパレット」サービス開始

コロナ禍の中での関連融資実行は約
４７００件、融資総額は約９２０億円に
及んでいる。「コロナの影響により財務
が大きく毀損した事業者に対しては、
資本性ローンなどの支援も準備する。資
金繰り支援に留まらず、課題やニーズ
を踏まえた最適なソリューションを積
極的に提供していく。」と覚悟を決める。
　ＦＦＧでは、「業務改革」として、お客
様の利便性の向上、従業員がストレスフ
リーにお客さまへのサービス提供や事
務手続きができる職場環境の実現を目
指し、「ＤＸ」を活用した業務プロセス
のゼロベースでの見直しに取り組んでい
る。
　５月には地銀初のモバイル専業銀行
「みんなの銀行」が、グループ銀行として
サービスを提供開始する。
　熊本銀行の窓口業務においては、昨
年10月までにタブレット端末を全店に
設置、個人顧客の約８割が端末で取引
可能となった。より簡単で待ち時間の短
い銀行窓口を目指す。法人・個人のイン
ターネットバンキング登録数もそれぞ
れ８千社、30万人近くに達し、非対面取
引も拡大している。
　また、新年度からは、ＦＦＧが独自に
開発した投資信託の分析・提案システ
ム「投信のパレット」のサービスを開始
する予定。「貯蓄から投資へ。人生１００
年時代を見据えた長期の資産形成のお
手伝いとなるもの。将来的に、みなさま
にきっと満足頂ける新サービスです」と
自信を覗かせる。