Leaders 2021熊本のトップ群像

和久田建設  
 和久田 数臣  (わくだ かずおみ)

  社長
熊本市中央区九品寺の熊本本社前で。前列左から3番目が和久田社長
熊本市中央区九品寺の熊本本社前で。前列左から3番目が和久田社長
プロフィール
八代市出身、1960(昭和35)年8月28日生まれの60歳。真和高校―日本大学理工学部建築学科卒。83年竹中工務店入社、大阪本社、九州支店を経て、同社入社、建築事業部を経て、2002年社長就任。趣味は写真と建築
創業126年の信頼と技術力で社会に貢献
 明治27年の創業以来、126年にわたる信頼と技術力で社会に貢献し続けている総合建設業の和久田建設。同社では九州新幹線新八代駅や八代市立博物館・未来の森ミュージアムなど地域を代表する建造物を手掛け、早くから福岡にも進出。設計・施工技術が問われるデナイザースマンションを手掛けるなど、熊本・八代地域を中心に、福岡、鹿児島にも活動領域を広げている。今年は昨年7月の豪雨災害からの復旧工事もピークを迎える。
 また住宅事業部では熊本地震をきっかけに滑り免振〞と重心を組み合わせた免震構造(特許出願中)を開発し全災害対応型住宅として「堅蔵RCキュービックモデル」を発表。このほか地場住宅メーカーとの事業提携やゼネコンの強みを生かし、鉄骨、RC、木造などあらゆる構造体で住宅の可能性を広げている。
 また地域への貢献としては八代市民の健康増進を目的に八代本部ビルに開設する会員制スポーツクラブ「アメックス」は30周年を迎え、今年は新たな設備の充実も図っていく。地域貢献活動では八代本部周辺のクリーン作戦を定期的に実施。昨年5月には経営方針「和心」をまとめ、月3回の勉強会を開くなど人材育成にも力を入れている。和久田社長は「全社員一人一人が創造力と個性を発揮し、組織の和を結集して、より以上に可能性を追求し社会に貢献していきたい」とこれからも地域とともに歩んでいく。
【熊本本社】〒862-0976 熊本市中央区九品寺2丁目8-19 TEL096(366)8111 FAX096(366)8116
【八代本部】〒866-0055 八代市迎町2丁目9-10     TEL0965(32)5171 FAX0965(33)5556
https://wakuda.jp/
創業/1894(明治27)年5月 設立/1947(昭和22)年5月 資本金/9,600万円 事業内容/総合建設業(建築、土木、住宅販売) 従業員数/62人 営業所/福岡支社(福岡市博多区) 関連会社/葛ヲ和開発 主な施工実績/新八代駅、八代郡医師会病院、熊本県八代総合庁舎、熊大病院、日奈久温泉センター、親和タクシー本社ビル、八代セレクトロイヤル、水俣市立体育館、八代市立博物館未来の森ミュージアム、肥後銀行八代支店、八代不知火線(歩道橋)工事、新水俣駅前広場整備工事、益城浄化センター建設工事、姪浜デザイナーズマンション
※この記事内容はくまもと経済3月号(2021年2月28日発行分)の掲載内容です。