Leaders 2022熊本のトップ群像

増永組  
 鷹尾 雄二  (たかおゆうじ)

  社長
鷹尾雄二社長(中央)と令和3年4月入社社員
鷹尾雄二社長(中央)と令和3年4月入社社員
プロフィール
熊本市出身。1953(昭和28)年5月3日生まれ、68歳。熊本高校‐中央大学法学部卒。78年熊本県庁入庁。07年土木部監理課長、10年土木部次長、13年人事委員会事務局長。14年3月県庁を退職し、同年4月(公財)熊本県農業公社理事長。18年3月理事長を退任し、同年5月、増永組に常勤顧問として入社、同年11月から現職。趣味はゴルフ
人材育成、新経営方針で次の時代へ
 大正10年に故・増永茂巳氏が業を興し、昨年10月で100周年を迎えた椛揄i組。商業店舗や医療・福祉施
設、保育所関係など数多くの建築・土木工事を手掛け、熊本の発展に寄り添いながら事業を展開してきた。
 近年は組織の若返りを目指し、人材確保と育成に注力。毎年高校・専門学校の新卒者1〜2人を技術者として採用する中で、今春は2人が入社予定だ。鷹尾社長は「経験豊富なベテラン社員から若手社員に対する現場の指導と教育を推進している。知識と技術を吸収し、当社の将来を担う人材として成長してほしい」と期待を寄せる。また、資格取得を志す社員には夜間学校の紹介や資金援助を行っており、モチベーションを高く持ち、スキルアップを目指し働ける社内体制を整備。試験前には休暇が取得しやすい環境づくりにも努めている。これらの取り組みが評価され、今年1月には令和3年度の熊本県ブライト企業に認定された。
 一方、100周年を機に地場建設業としての企業価値を再認識するために『社会に貢献』、『社会から信頼』、『幸せの創造』に経営方針を刷新した。鷹尾社長は「100周年を迎え、改めて当社の果たすべき役割を考えてみた。今後もこの3つをキーワードに地域の皆さまに信頼され、100年先も選ばれる企業へ経営努力を続けたい」と力強く語った。
〒862-0950熊本市中央区水前寺3-3-25 TEL 096(384)1111 FAX 096(384)2344 http://www.masunagagumi.co.jp
創業/1921(大正10)年10月 設立/1929(昭和4)年2月 資本金/1億8千万円 事業内容/建築・土木・舗装工事 売上高/31億円 従業員数/46人 出先/福岡支店(福岡市博多区博多駅南2-10-6)建設部門の主な施工実績(2020年1月1日〜)桜町・花畑地区オープンスペースサービス棟新築工事(JV)、熊本西消防署耐震改修工事、カローラ宇土店新築工事、桜十字宇城病院病棟改修工事、JA熊本市柑橘選果施設整備工事、菩提樹苑納骨堂新築工事、肥後銀行人吉支店EV棟増築工事、一般県道池上インター線橋梁下部工(P0)工事、西部汚水11号幹線枝線外下水道築造工事
※この記事内容はくまもと経済3月号(2022年2月28日発行分)の掲載内容です。