トップ Leaders 熊本のトップ群像 TAKASUGI
Leaders 2022熊本のトップ群像

TAKASUGI  
 平島 孝典  (ひらしま たかのり)

  社長
2019年、熊本市流通情報会館の東側に完成した3階建て新社屋をバックに
2019年、熊本市流通情報会館の東側に完成した3階建て新社屋をバックに
プロフィール
福岡県久留米市出身。1950(昭和25)年1月23日生まれ、72歳。79年TAKASUGIの前身である高杉開発久留米支店入社。82年佐賀営業所長、89年常務取締役熊本支店長。1998年、同支店の分離独立で熊本タカスギ設立に合わせ社長就任。趣味はゴルフ、読書
年商100億円へ多店舗展開、商品戦略を本格化
 分譲・注文住宅を年200棟以上手掛ける地場住宅大手のTAKASUGI梶B今年からは3年後の年商100億円突破を目指し、多店舗展開や商品戦略を本格化する。5月には佐賀市兵庫北に県外3カ所目の支店を開設予定だ。「同業者が少なく十分な需要を見込んでおり、初年度は25棟の受注を目指す。今後は九州他県への進出も視野に入れている」。平島社長はこう語る。商品戦略では高コストパフォーマンス住宅「T‐BOX」、災害時の対策を施した平屋風2階建て住宅「T‐ROOF」に加え、同社初のスマートハウス「T‐SMART」を含めたTシリーズの販売を強化。「T‐ROOF」は、昨年3月に国土強靭化社会への取り組みを評価する「ジャパン・レジリエンス・アワード2021」で最優秀賞を受賞、県内建築業界では初の快挙で、災害時も生活できる住まいを提案している点などが評価された。また今年からは脱炭素社会への移行を背景に全棟ZEH(ゼッチ)仕様の住宅4種類をLシリーズとして発売する。「これら商品群はユーチューブやSNSなどと組み合わせ、販売を拡大したい」という。
 昨年12月には生産性向上を狙い、社内に「DX推進室」を設置するなど、デジタル社会への対応も確実に進める同社。100億円企業へ、さらにスピード感を持った経営を実践していく考えだ。
〒862-0967 熊本市南区流通団地1-42-1 TEL096(214)3771 FAX096(370)7311 http://www.takasugi.co.jp
設立/1998(平成10)年12月 資本金/3千万円 事業内容/宅地建物取引業、住宅販売、建築工事業、建築士事務所、リフォーム業 従業員/160人 出先/注文住宅事業部(熊本市南区流通団地1-42-1)、久留米支店(久留米市東櫛原町608-1)、福岡店(福岡市南区井尻3-15-12)、セルコホーム熊本中央(熊本市南区流通団地1-42-1) 売上高/71億円(2021年5月期)
※この記事内容はくまもと経済3月号(2022年2月28日発行分)の掲載内容です。