トップ Leaders 熊本のトップ群像 褐テ木常七商店
Leaders 2022熊本のトップ群像

褐テ木常七商店  
 古木 善三  (ふるき ぜんぞう)

  社長
古木善三社長(中央)と同社の若手社員。熊本支店1階にある住宅リフォームの情報発信拠点「白山図書館」で
古木善三社長(中央)と同社の若手社員。熊本支店1階にある住宅リフォームの情報発信拠点「白山図書館」で
プロフィール
熊本市出身。1975(昭和50)年5月2日生まれの46歳。古木勝行取締役相談役の長男。済々黌高校ー東京経済大学経営学部卒。東京セントレックス葛ホ務を経て、2003年古木常七商店入社、08年専務、一昨年6月1日付で社長就任。阿蘇レミコン梶i阿蘇市赤水)の社長も兼務する。趣味は釣り、ゴルフ、ギター
B to Cを成長戦略にした経営実践
 今年で創業107年目を迎える褐テ木常七商店。人口減や新型コロナ禍などで主力の建築資材卸業界が転換期を迎える中、2017年には建築事業部を新設、近年は新築・リフォームなどBtoCを成長戦略にした経営を実践している。「住宅関連事業ではワンストップサービスの提供を目指している。全体売上の約2割を占める一般消費者向けのビジネスをさらに拡大していきたい」。古木社長は力を込める。新築工事では一般住宅を中心に実績を重ねており、直近では、3月に完成するモダンな内外装が特徴の「南阿蘇鉄道駅員宿舎」の施工を手掛けた。また県経済活性化の大きな起爆剤になると見込まれる台湾企業の進出に関して「県内の建築需要拡大を見込んだ仕掛けをしていきたい」と意欲的な姿勢を見せる。
 昨年は第1期熊本県SDGs登録事業者に登録し、地場企業とタイアップしながら脱炭素化に向けた活動を推進していきたい考え。またホームページやSNSを活用した広報活動も強化しており、近く自社ユーチューブチャンネルの開設を計画中だ。古木社長は「採用面も意識し、自社事業の仕組みを分かりやすく映像で発信していきたい」と語る一方で「今後はM&Aを絡めた異業種参入も視野に入れ、200年企業へ向けた基盤づくりを確実に進めていく」と力強く語ってくれた。
【本社・本店】〒869-2612 阿蘇市一の宮町宮地2313 TEL0967(22)0821 FAX0967(22)4460
【熊本支店】〒862-0959 熊本市中央区白山1丁目10-11 TEL096(366)3281 FAX096(371)8654
http://furuki7.co.jp/
創業/1916(大正5)年 設立/1950(昭和25)年 資本金/1600万円 事業内容/建築土木資材卸・ガラスサッシ工事・一級建築士事務所・新築リフォーム・機械工具卸小売 グループ社員数/80人 グループ売上高/40億円 グループ会社/阿蘇レミコン梶i生コンクリート製造・販売)、フルキ石油梶iガソリンスタンド経営、石油・プロパンガス販売)
※この記事内容はくまもと経済3月号(2022年2月28日発行分)の掲載内容です。