�叶ｯ山商店  
 星山　一憲  （ほしやま　かずのり）

プロフィール

熊本市出身。1970（昭和45）年8月4日生まれの51歳。東海第二高校卒。90年に同社入社、2000年常務、09年9月に社長就任。環境カウンセラー。（一社）熊本県産業資源循環協会理事、(一社)日本鉄リサイクル工業会九州支部副支部長、(一社)熊本県解体工事業協会副理事長などを務める。趣味はゴルフ、バイクツーリング、スキューバダイビング

主力事業が好調、グループ売上は過去最高に

　鉄・非鉄スクラップ加工、自動車リサイクル、建造物解体工事、廃棄物収集運搬・中間処理を事業の柱にする�叶ｯ山商店。
　一昨年７月の県南豪雨災害では被災した住宅の公費解体工事をはじめ災害廃棄物の受入、廃棄物仮置き場の管理を手掛けるなど、地域の復旧・復興に貢献した。関連会社の�潟zシヤマ（宮崎県小林市）では産業廃棄物中間処理施設を増築中で３月末に完成予定。同施設隣接地（約８２００�u）を取得し、建屋（平屋建て、９６０�u）のほか、防音壁や土地の高低差を活用した調整池、油水分離槽など、環境対策と地域住民に配慮した施設にする。「稼働に合わせ、新たに木くずなど受入品目を増やし、施設全体の処理能力は以前から倍増を見込む」。星山社長はこう説明する。一方、昨年８月には熊本県SDGｓ登録事業者に登録。従来からの活動をベースに廃棄物再資源化率や鉄スクラップ出荷量の増加、社員が働きやすい職場づくりを重点課題に据え、各種取組を推進している。
　グループ社員３９０人を抱え、一昨年末から続く金属スクラップ価格の高騰を背景にグループでの売上高は過去最高の２５０億円となる同社。星山社長は「今後も社員の定着や育成に一層努めながら企業の持続的成長を念頭に置いた経営を実践していきたい」と力強く結んだ。

創業/1971（昭和46）年　設立/1980（昭和55）年　資本金/9千万円　事業内容/鉄・非鉄スクラップ加工、自動車リサイクル、建造物解体工事、産業廃棄物処理、一般廃棄物処理など　グループ売上高/250億円　グループ従業員数/390人　事業所など/解体事業部、ＥＬＶ事業部、栄工場、甲佐工場、竹迫工場、合志工場　グループ会社/�潟zシヤマ（宮崎県小林市）、�竃ｾ星、トラックテック ホシヤマほか