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西邦電気工事  
 松島 昭治  (まつしま しょうじ)

  社長
プロフィール
熊本市出身、1955(昭和30)年3月22日生まれの66歳。東海大学付属第二高校-九州東海大学卒。78年西邦電気工事(甲佐営業所)入社。同営業所で現場や事務員を経て、2005年営業所長。08年取締役、16年から現職。趣味はゴルフ
内部体制強化し、絶えず成長を
 生活に不可欠な電気、水、情報通信の分野を中心に顧客のインフラ環境整備へ貢献する西邦電気工事。九電や官公庁、民間から安定的に工事を受注し、昨年12月で創業75周年、総合電気設備業としては県内有数の歴史と実績を誇る企業だ。「熊本地震後の復興特需が落ち着いたものの、震災前と比較して売上は落ちておらず、利益も確保できている。今年もアフターコロナ、さらには100年企業を見据え、内部体制の強化を軸とした舵取りをしていきたい」。松島社長は会社の近況を踏まえ、こう語る。
 会社の持続的成長へ松島社長が強調するのが人材や技術力の継承だ。採用に関しては昨年4月、専門卒、高卒、自衛隊含め計7人が入社、組織の若返りが進む。松島社長は「働き方改革を推進する中で、休日出勤を減らし、年間で十分な休暇を取得する体制ができつつあり、その分、生産効率の向上につながっていると感じる。今年度は年2回の賞与に加え、期末手当も支給する予定で、生産性アップによる利益増を確実に社員へ還元していきたい」と語る。
 2015年からは年2回、全社員で地域の清掃ボランティア活動を実施するなど、社会貢献にも注力する同社。今後も西邦電気工事は熊本の社会インフラ維持を担う企業として、絶えず成長を続けながら次の時代へ向かう。
〒860-0833 熊本市中央区平成3-5-13 TEL096(379)0170 FAX096(379)0191 https://www.seiho-denki.com/
創業・設立/1946年 資本金/2千万円 事業内容/電気・電気通信・CATV・太陽光発電・管・水道工事業 従業員/100人 売上高/19億9千万円(2022年5月期見込み) 事業所/御船営業所・甲佐営業所・山都営業所・天草営業所
※この記事内容はくまもと経済3月号(2022年2月28日発行分)の掲載内容です。