�拒ｺ田工務店  
 村田　英樹  （むらた　ひでき）

プロフィール

益城町出身。1971（昭和46）年9月5日生まれ、50歳。第二高校‐崇城大学建築学科卒。新産住拓�梶i熊本市）勤務を経て99年村田工務店入社、2012年から現職。同社4代目。社会貢献を目的に講演活動を行う全国組織・一般財団法人日本プロスピーカー協会火の国熊本支部副支部長。村田氏個人では全員参加型で学びの場を提供する勉強会「新・ファイヤー塾」を毎月開いており、「ファイヤー村田」として地域経済の盛り上げへ日々奮闘中

ウェブ戦略に照準、「ｆｉｒｅチャンネル」絶賛配信中！

　業界シェア１％の大工による手刻み工法を守り続け、創業１０６年。プレカットが主流の今でも村田工務店の手刻みによる家づくりの姿勢や世界観に共感するファンは後を絶たないという。同社は自然素材で作る新築や注文住宅を年15棟手掛けており、近年はウェブによる受注が９割を占める。ＨＰやＳＮＳ、社長ブログに加え、一昨年３月には「ｆｉｒｅチャンネル」と題したＹｏｕＴｕｂｅの配信を開始。村田社長が進行役となり、施主訪問や工務店同士・異業種とのコラボ対談など、多様なコンテンツを発信中だ。「動画の視聴を機に当社の家づくりに惚れ込んでいただき、受注につながるケースもあり、反響は大きい。会社の中長期的な維持、成長を念頭に配信を続けることは次世代への遺言でもある」。村田社長はこう強調する。
　近年は同社の強みである古民家再生事業に注力する中で、「住み続けられるまちづくり」を目標に掲げ、ＳＤＧｓ活動を推進中。今年２月には築１２０年の古民家再生で快適な住生活創造への貢献が評価され、「ＬＩＸＩＬメンバーズコンテスト２０２１」でリフォーム部門・地域最優秀賞を受賞、これは８年連続の快挙だ。
　最後に「村田工務店をひと言で表せば」との問いには「不易流行」とピシャリ。同社が地場住宅業界で存在感を示す所以は、この一言に凝縮されているのだろう。

創業/1916年　設立/1966年　事業内容/建築・土木工事設計施工、分譲住宅、不動産売買斡旋、外構、造園、エクステリア　関連会社/�拒ｺ田不動産、東京海上日動火災保険代理店　売上高/4億5千万円　社員数/21人（専属大工11人）