�鞄�本ビルシス  
 宮崎健太郎  （みやざきけんたろう）

プロフィール

熊本市出身、1983（昭和58）年9月9日生まれの38歳。県内の県立高校卒業後、18歳で福岡のビルメンテナンス業の会社に勤務し、23歳で創業。2009年に�鞄�本ビルシスとして法人化。趣味は旅行とスキューバダイビング。熊本県レクリエーション協会筆頭理事、熊本県和装文化協会副会長

清掃を原点に業務拡大し顧客とともに成長

　独立系の総合ビルメンテナンス業として拡大成長を続けている�鞄�本ビルシス。
　同社は全産業の多岐に渡る業種を対象に、清掃をはじめ建物総合管理、設備管理、増改工事などをワンストップで提供することによって顧客の管理コスト削減に貢献し、強固な信頼関係を築いている。近年は清掃業務が好調で、特にマンション清掃のシェアが年々伸び、コロナ禍にあっても毎年20％程度伸び続けている。「当初は軽トラック１台で清掃業務からスタートしたが、お客様の困りごとに応える形でメニューを増やしてきた。お客様や協力会社とともに成長してきたことで、変化していくニーズにも早い段階で提案することができ、一社一社とより深いお付き合いができている」と創業者でもある宮崎会長は振り返る。
　また、昨夏には新事業として宇城市三角町に一棟貸切のプール付き別荘「天草三角シーサイドヴィラ」をオープン。オーシャンビューやこだわりの家具を揃え、好評を博している。全く異業種への参入にも思えるが、ベッドメイクや清掃など運営に関する大部分は本業で提供している業務で、相乗効果を生み出している。来年には熊本市近郊で家族湯も計画している。
　宮崎会長は「原点を忘れず、本業からぶれることなく、当社の業務の延長線上にあるビジネスには積極的にタイアップしていきたい」と今後の意気込みを語る。