��テクノクリエイティブ  
 三嶋 一秀   （みしま　かずひで）

大津町に製造拠点開設、株式上場目指すなど挑戦続ける

　昨年はコロナ禍にも関わらず、製造分野およびシステム構築やプログラム開発を行うＩＴ分野それぞれで業務が増加。今期は、前期の売上高を上回る60億円を最低でも目指し、さらなる飛躍に向け、さまざまな改革を打ち出す。
　昨年は今後の業務増を見据え、東京支社・久留米支店・名古屋支社を移転した。各拠点を拡張し、それぞれにソフトウェアなどの受託開発を行うスペースも新設。これまで北九州、博多、大分、熊本のＩＴ開発センターで行っていた受託業務を全拠点で手掛ける体制を構築しさらなる事業拡大を図る。また、業務請負を推進してきた同社は昨年、北九州市に初となる自動搬送装置フレ
ームの組み立てなどを行うファクトリーセンターを開設。さらに今年は県内初、大津町に約１千坪の同センターを新設する計画だ。同センターでは、精密機械関連の製造を手掛けるほか、開発スペースも併設。製造とＩＴ分野の両輪で進化を続け、��ニューテクノロジー″を提供できる企業体を目指す。また、２年後のＴＳＭＣ新工場稼働を見据え、大津町に社員寮として活用するマンションを購入。持株会社の�鰹ｼ濤では、合志市竹迫に４棟の社員寮建設を計画するなど、スタッフがより快適に働くことができる環境整備を着々と進め、優秀な人材の確保につなげる考えだ。東京証券取引所への株式上場も目指すなど、全社員が夢を持ち成長を続ける同社の挑戦に終わりはない。