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マルキン食品  
 𠮷良扶佐子  (きらふさこ)

  社長
プロフィール
1966年8月生まれ、熊本市出身。フロリダ大学ビジネスファイナンス専攻。米国AT&T社でマーケティング担当マネージャー。2012年11月、マルキン食品経営企画室長、016年4月同社常務取締役就任、2016年10月から現職
マレーシアで「元気こんにゃくMOCHIKON」を発売
マルキン食品(熊本市中央区世安町、𠮷良扶佐子社長)は昨年10
月、大津町にテスト販売用商品生産工場「マルキン食品阿蘇イノベーションファクトリー」を新設。今年4月から本格稼働を開始する。工場新設に伴い本社の研究開発部、品質保証部も同工場に移転し、新商品開発ならびに生産技術の開発拠点として位置付け
る。𠮷良扶佐子社長は「主婦の負担軽減に向け、長期保存が可能で調理が簡単なレトルト総菜やドライ加工品のほか、きな粉を使った高たんぱく商品の開発などに取り組んでいきたい」と今後の商品開発に意欲を見せる。
 海外市場への販路拡大にも積極的に取り組む同社では、昨年の秋から、マレーシアで「元気こんにゃく MOCHIKON」の販売を始めた。東南アジア圏での販路拡大を目的にハラル認証を取得した商品だ。𠮷良社長は「予想以上の支持を得た商品となっている」と現地での手応えに期待をにじませる。
 同社では、今後海外市場進出を念頭に、既にハラル認証を取得した宇土、松橋工場に続き、昨年12月、同社阿蘇工場が食品安全マネジメントシステムに関する国際規格FSSC22000を取得。3月には宇土工場でも取得を予定している。𠮷良社長は「海外市場への進出を通じて日本の伝統食のすばらしさをもっと世界に広めていきたい」と語った。
〒860-0823 熊本市中央区世安町380 TEL096(325)3232
創業/1915(大正4年)3月 設立/1962(昭和37)年4月 資本金/5,000万円 事業内容/食品製造および販売(納豆、豆腐、こんにゃく、ところてん、穀粉など) グループ従業員数/360人(2021年3月期) 営業拠点/熊本、福岡、広島 物流センター/嘉島 工場/阿蘇、松橋、宇土、阿蘇イノベーションファクトリー 関連会社/九州大豆食品株式会社、械-GENKI 役員/代表取締役社長・𠮷良扶佐子 常務取締役・嶋村公明 取締役営業本部長・松川宣弘 取締役生産統括・松永政広 取締役経営企画室長・堀田耕一 執行役員物流部長・四方田涼二 執行役員生産管理部長・田中泰弘 執行役員管理部長・園田卓也 監査役・𠮷良啓子
※この記事内容はくまもと経済3月号(2022年2月28日発行分)の掲載内容です。