Leaders 2022熊本のトップ群像

潟ネザワ  
 米澤 房朝  (よねざわ ふさとも)

  社長
プロフィール
合志市出身、1944(昭和19)年2月1日生まれ、78歳。鎮西高校卒。趣味は仕事。座右の銘は「冬来たりなば、春遠からじ」。何事にも良い時とそうでない時がある。前向きに考えながらも、良い時に有頂天にならず、また冬があるということも忘れてはいけない。自分に対する応援の言葉であり、戒めの言葉でもある
「冬来たりならば、春遠からじ」
 コロナ禍の影響で人流が抑制され苦戦を強いられている小売業界。こうした状況下にあっても、座右の銘である「冬来たりなば、春遠からじ」を胸に戦略を練り、工夫を凝らし、行動あるのみと語る潟ネザワの米澤房朝社長。
 医療器具としての眼鏡やコンタクトレンズ、補聴器、福祉機器を取り扱う同社の店舗では、視力・聴力測定機器の除菌・消毒をはじめ、スタッフの検温、定期的な換気など感染防止対策を徹底している。また、マスク着用の生活が続くなか、マスク着用時のメガネレンズの曇り止め防止サービスを無償で行う取り組みを開始。「地域のお客さまのお役に立ち、喜んでいただける店舗づくりをどんな時も考えたい。たとえマスクで隠れていても、その下は笑顔であってもらいたい」と米澤社長は想いを述べる。「小さく、狭く、濃く、深く」をモットーに地域密着で展開し続ける視聴覚の専門店「メガネのヨネザワ」は、これからも高い検眼技術と認定補聴器技能資格を有する専門スタッフが対応し、より快適な生活をサポートし続ける。
 また、米澤社長が生まれ育った合志市で開発事業に参画する「アンビー熊本」では、新たな誘致企業などの動きもあり、周辺地域と共に活気ある街づくりに向け期待が高まっている。「つらい時期を耐え抜けば、必ず幸せな時期は来る」と米澤社長は目を輝かせる。
〒862-0950 熊本市中央区水前寺6丁目1-38
TEL096-381-6606 https://www.yonezawa-web.co.jp
創業/1974(昭和49)年2月 設立/1974年5月 資本金/9064万円 事業内容/メガネ、コンタクトレンズ、補聴器、福祉機器、光学機器、その他関連商品等の販売 売上高/125億円 従業員数/1,006人 店舗数/200店舗(九州各県・山口県) 関連会社/ドゥ.ヨネザワなど
※この記事内容はくまもと経済3月号(2022年2月28日発行分)の掲載内容です。