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光多制服  
 佐藤 大三  (さとう たいぞう)

  社長
プロフィール
阿蘇郡小国町出身、1956(昭和31)年7月17日生まれの65歳、大分県立日田高校−大阪商業大学商学部卒業、大学卒業後、学生服メーカー最大手の尾崎商事梶i現・官公学生服梶j入社、四国の徳島、九州の佐世保、福岡、東北の仙台、大分などで勤務、2006年から広島県福山市に本社を置く第一官公販売且ミ長を務め、2010年9月光多制服鰍フ社長に就任
『LGBTQ』を考慮した学校制服も登場
 「ウイズコロナの2シーズンが経過し、今年で3シーズン目。3密回避、まんえん防止、医療体制の危機など厳しい状況の中ですが、当社では徹底した感染対策で社員一丸となり、子どもたちへの学校制服の提供を実施し
ています」と現状を説明する。
 学校制服市場においても昨今は『LGBTQ』という言葉が頻繁に聞かれる中、県内の大半の中学校の制服は男子は詰襟学生服、女子はセーラー服が主流だが、最近は第三の制服としてブレザー、女子スラックスの採用などを検討する学校が出てきているという。「LGBTQを考慮した。学校制服を先生方、保護者の方々に見てもらうために常設展示場を開設したところ、予想以上の来場者となっています」と反響に驚く。
 学校制服は長い年月の中で、その時代を反映した流行・デザインなどを採り入れながら進化してきた。ま
た、学校制服不要論や制服自由化など大きな波もあった。「夢や希望に満ち溢れた学生時代での制服は、学校
における子どもたちの成長、育成の過程で着こなしを覚え、社会人になる前の基礎力を付ける時期において、重
要な役割を担っています」と学校制服の役割を述べる。
 「今後も子どもたちの隣には光多制服〞という企業像を掲げ、子どもたちの夢をサポートしていきます」という言葉に力が入る。
〒862-0971 熊本市中央区大江3-11-6 TEL096(363)1366 FAX096(363)1367 http://www.mitsuta.co.jp
設立/1956(昭和31)年9月 事業内容/スクールウエア、スポーツウエア、官公庁制服などの各種衣料の企画・製造・販売 従業員数/120人 店舗数/熊本県内14店舗、福岡県内3店舗、大分県内1店舗 工場/With(御船工場、商品センター総称)、グループ内協力工場(5工場)、協力衛星工場(18工場) 関連企業/竃k星堂制服
※この記事内容はくまもと経済3月号(2022年2月28日発行分)の掲載内容です。