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 瀬口力  （せぐちちから）

プロフィール

山鹿市鍋田出身、1973（昭和48）年12月14日生まれ、48歳。鹿本高校‐熊本大学法学部卒、熊本大学大学院法学研究科修了。同院在学中の99年、同社の前身�巨｣口工務店入社、翌年代表取締役に就任。就任以来、インターネットを活用した集客戦略に注力。住宅業界では珍しく、全従業員の約半数を女性が占め、女性活躍の企業として経産省の「ダイバーシティ経営企業100選」を受賞、2015年に福証Qボード、19年に東証マザーズに重複上場。生活創造企業として数々の改革を起こす。趣味は「アイデアの素」となる読書

関東・福岡へ出店、全国にエリアを拡大

デジタルマーケティングを駆使した戦略で成長し、今期は過去最高の売上高１４５億円を見込む。20年に子会社化したタクエーホームでも売上を伸ばし、今年は県外出店などさらなるエリア拡大を図る考えだ。１月には千葉市にアフタヌーンティーと共同開発したアフタヌーンティー・ハウスのモデルハウスを開設。「サステナブルな暮らし」をコンセプトとし、ブランドの世界観を追求した同商品は好評で、今後は埼玉、神奈川への出店も計画する。また、ショッピングモール向けブランド・スケッチをイオンモール福岡館内に開設以降、福岡でのシェアも拡大。今年は無印良品の家、アフタヌーンティー・ハウス、ファッションブランド・ニコアンドとのコラボ商品を出店し、福岡で４店舗体制を確立。今後はＦＣ展開も視野に、全国にエリアを拡大する方針だ。また、ＳＤＧｓも強化。事業運営に必要な電力を１００％再生可能エネルギーで賄うほか、商品のカーボンフットプリントを算定し、サステナブル企業としてのブランド化も進める。
「戸建てのプラットフォーマー」を目指す同社は２月、住宅建設に関する情報を発信するウェブメディアも開設。Ｙｏｕ Ｔｕｂｅチャンネルの登録者数は３万５千人を超え、４月にはさまざまな住宅プランをデータベース化した定額制サービスを全国の工務店向けにリリースする計画だ。今年中に３Ｄプリンター住宅のモデルハウス完成を目指すなど進化を続ける同社の動きに今後も注目していきたい。