熊本銀行　  
 野村俊已  （のむら　としみ）

プロフィール

1959（昭和34）年9月30日生れの62歳。熊本市西区河内町出身。九州東海大学（現東海大学九州キャンパス）工学部経営管理学科卒。82年熊本相互銀行（現熊本銀行）入行、2007年花畑支店長、11年執行役員営業推進部長兼市場営業室長、13年4月取締役常務執行役員を経て、19年4月頭取就任。趣味は読書、ウォーキング、ゴルフ

統合15年、「いちばん身近な、いちばん頼れる、いちばん先を行く銀行」

　「新型コロナに翻弄された１年」とコロナ関連での今期の融資実行件数は約５０００件、融資総額は約９００
億円に及ぶ。「今後は伴走支援型と事業再生の二つの支援形態に」と伴走支援型では先読みしながら事業計画
を共に考えていく形と事業再生では資本性ローンなど資金調達を準備、さらに課題やニーズを汲み取った上での事業承継やＭ＆Ａへの展開も視野に入れていく。
　昨年４月から開始した「投信のパレット」など投資信託の販売が好調で収益をけん引。ＤＸ化の進展について
は、昨年10月からデジタル化支援コンサルを開始、ＤＸサポートの相談件数は約60件に及んでいる。さらにＳＤＧｓ推進の機運が高まる中で、昨年11月にはＳＤＧｓのスコアリングモデルサービス「サスティナブルスケールインデックス」の取扱いを開始、既に47件の申込とローン実行額１２億５４００万円（32件）の実績に。県内
企業の持続可能性を重視した経営への転換（ＳＸ）の実現に向けた支援を加速させる。
　「ＦＦＧとの経営統合から15年。独自のシングルプラットフォーム・マルチブランドを確立した。この15年の蓄積を生かして次の中期経営計画へ繋げたい」と地域経済の持続可能な成長を支えていく。

創業・設立/1929(昭和4)年1月　 事業内容/銀行業　役員/取締役頭取 野村俊巳、取締役副頭取 田上裕二、取締役常務執行役員 米村康弘、中島秀明、坂本俊宏、一番ケ�P達吉　店舗数/70店舗（うち出張所1店）　従業員/849人(2021年9月30日現在)