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東海大学九州キャンパス  
 荒木朋洋   (あらき ともひろ)

  九州キャンパス長 
荒木九州キャンパス長(左下)と木之内経営学部長(次期九州キャンパス長・右上)
荒木九州キャンパス長(左下)と木之内経営学部長(次期九州キャンパス長・右上)
プロフィール
荒木朋洋
熊本市出身、昭和30年1月18日生まれの66歳。神戸大学農学部―九州大学農学部大学院卒。米国ボストン大学医学部生化学部門、昭和62年九州東海大学畜産学科講師、平成3年助教授、平成9年教授、平成28年4月農学部長を経て平成29年4月から九州キャンパス長(学長補佐)。趣味はカメラ 
木之内均
神奈川県川崎市出身、昭和36年9月5日生まれの60
歳。九州東海大学農学部卒(第1期生)、南米農業研
修。平成10年木之内農園開業、平成28年熊本阿蘇県
民牧場共同代表、平成27年東海大学経営学部経営学科教授を経て平成30年経営学部長。今年4月から九州キャンパス長就任予定。趣味はセスナ機操縦
文理融合学部新設、「阿蘇くまもと臨空校舎」来春完成へ
4月からの建学80周年で全学的な改組改編を実施する東海大学。熊本キャンパスは、これまでの経営学部、基
盤工学部を文理融合学部として「経営学科」「地域社会学科」「人間情報工学科」を新設する。荒木キャンパス長は「ソサエティ5・0の時代を迎え文系・理系の枠を超えた知識と理解力を身につけるために文理融合学部を
新設した。これは建学の精神として創立者・松前重義博士が掲げていた理念でもある」と学部開設の狙いを説
く。カレッジ制度の導入により、熊本キャンパスは「フェニックスカレッジ」に、地域での独自色がより鮮明になるという。 来年4月の開設に向け空港に隣接する「阿蘇くまもと臨空校舎」の建設も順調に進む。「阿蘇実習フィールド」と合わせ、圃場実習機能を備え座学
と実習を同じ校舎で行う農学部の一体型キャンパス〞が誕生する。農業県熊本に立地する同キャンパスは、世界に向けアグリ〞をキーワードに、空のゲートウェイを生かした相乗効果も期待される。4月から新キャンパス長に就任する木之内経営学部長は農場
経営の実業家でもある。「地域にいかに貢献できるか。特に農業は今、6次産業化の進展の下で、医療福祉連携、ツーリズムなどを融合した生命総合産業とも言える。当大学での知見を地域の産業や社会に生かしたい」と実践力を培う人材教育を訴える。
〒862-8652 熊本市東区渡鹿9-1-1 TEL096(382)1141 http://www.u-tokai.ac.jp
設立・沿革/昭和39年4月東海大学短期大学部開学、昭和48年4月九州東海大学(工学部)開学、昭和55年4月農学部設置、平成20年4月北海道東海大学とともに東海大学へ統合、平成25年4月経営学部、基盤工学部へ学部改組、令和4年4月文理融合学部へ改組 学部/文理融合学部、農学部 大学院/生物科学研究科、農学研究科 教員数/86人、学生数/2,080人
※この記事内容はくまもと経済3月号(2022年2月28日発行分)の掲載内容です。