トップ Leaders 熊本のトップ群像 九州産業交通ホールディングス梶@
Leaders 2022熊本のトップ群像

九州産業交通ホールディングス梶@  
 森敬輔  (もり けいすけ)

  社長
プロフィール
長崎県佐世保市出身、1957(昭和32)年1月11日生まれ65歳。79年リンガーハットに入社後、執行役員経営企画部長などを経て、2004年に九州産交HDの顧問・経理部長。07年熊本フェリー且ミ長(14年退任)、08年九州産交HD常務取締役、10年九州産交バス且ミ長
街中催事、地域創生事業など準備万端
昨年4月の社長就任からやがて1年、「コロナに翻弄され何もできなかった。事業としては自動車整備事業の
みだけが収益を伸ばした」としながらも昨年10月から
12月はサクラマチクマモトの客足も戻り黒字化の目途
がつき、イベントを実施すれば潜在的な需要があることも確信を持てたという。3月から熊本市で開催される
「くまもと花と緑の博覧会」は、グリーンピック以来、
36年ぶりの国内最大級の祭典で、花畑公園一帯がメイン会場となるため同社としても全面的にサポートする。
 昨年4月から5社による共同経営を始めたバス事業では、100円路線バスやVRバスイベントの企画開催も
睨みながら、第2ステージでは市電との協調も模索している。また、菊陽進出が決定したTSMC関連では、懸念されている交通渋滞の緩和策として、「専用のシャトルバスなどを定期便化して、マイカー通勤の削減に貢献できないか模索中」だという。
 旅行事業は昨年度から地域創生事業へと人員をシフト、上天草では自治体、JR,ホテル、観光施設などと連携し、交流人口を増やすための実践的な企画事業も着々と準備している。熊本県観光連盟の会長も務める
が、観光事業の見通しについては、新型コロナの収束次第だが、「GOTOトラベル」の再開など、全国的に明るい兆しも見えているという。
〒860-0804 熊本市中央区新市街1-28 TEL096(325)8229 http://www.kyusanko.co.jp/
設立/1942(昭和17)年8月 ※九州産業交通ホールディングス鰍フ下、九州産交バス梶F旅客自動車運送事業、九州産交ツーリズム梶F旅行業、航空代理店業、九州産交ランドマーク梶Fサクラマチクマモト施設運営事業、バスターミナル事業、駐車場事業、九州産交リテール梶Fレストラン・売店事業等の11社が事業展開。 資本金/10億6,500万円 事業内容/グループ会社の事業活動の管理・支援 売上高/163億円(2021年9月期グループ連結) 従業員数/1,754人(グループ全体)
※この記事内容はくまもと経済3月号(2022年2月28日発行分)の掲載内容です。