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宇佐美・工業  
 宇佐美 和男  (うさみ かずお)

  社長
前列左から南部幸博会長、宇佐美和男社長、山田恵介専務 後列左から宇佐美淳子常務、坂田量一常務、村上豊和土木部長、福本清三土木副部長
前列左から南部幸博会長、宇佐美和男社長、山田恵介専務 後列左から宇佐美淳子常務、坂田量一常務、村上豊和土木部長、福本清三土木副部長
プロフィール
熊本市出身。1967(昭和42)年5月22日生まれの55歳。九州学院高校卒。土木工事会社に勤務後、個人事業で化粧品販売やエステティックサロン経営、通信カラオケ機器販売など、さまざまな業種に携わり、その後、解体工事会社勤務を経て、1996(平成8)年に宇佐美工業を創業。グループ従業員120人を抱える会社に成長させた
生活基盤守る“アースドクター”掲げ、さらなる飛躍
 土木工事を主力とする渇F佐美・工業。創業27年を迎え、社員120人を抱える地場中堅の企業グループに成長した。
 近年はハウスメーカー向けの住宅関連事業が好調だ。熊本地震を受け注目を集める地盤改良工事「ハイスピード工法」は地震時の衝撃や液状化に強く、天然砕石のみを使用しているため、将来撤去費用がかからないといったメリットを生かし年間240棟を受注。全国約150社ある施工代理店の中でトップクラスの実績を持つ。外構工事「ガーデンズガーデン」のFCチェーンにも加盟しており、全国で活躍する一流デザイナーによる設計と高い技術力を持つ宇佐美・工業の外構・作庭工事を融合し、おうちに庭という、もう一つのお部屋づくり〞を提案している。「皆さまの生活基盤を守り、持続可能な環境の創造を目指すアースドクター〞をビジョンに企業の持続的成長へつなげたい」。宇佐美社長はこう語る。
 一方、建設業で急速に進む技術革新に対応し、同社ではニーズと可能性が高まるICTを活用した施工を進める中で、「レーザードローン」といった最新機器で大幅な業務効率化や品質向上を図っている。人材確保にも注力しており、この1年で11人を採用、今夏にはベトナム人従業員2人が加わる。「今後も魅力ある会社づくりに全力で取り組みたい」と語る宇佐美社長が創り上げる同社の事業展開には今年も一層、注目していきたい。
〒861-8043 熊本市東区戸島西1-5-35 JKビル TEL096(368)4700 FAX096(368)4702 https://usami-k.com 創業/1996(平成8)年 資本金/2千万円 事業内容/建設コンサルタント業(測量・設計・調査)・特定建設業(土木・舗装・解体・とび土工)・地盤調査・地盤改良工事・外構工事 グループ従業員/120人 グループ会社/渇F佐美不動産、鰹§a(飲食業=「彩食宴満 潤和 戸島本店」) グループ売上高/19億円
※この記事内容はくまもと経済3月号(2023年2月28日発行分)の掲載内容です。