��新星  
 山本　盛重  （やまもと　もりしげ）

プロフィール

水俣市幸町出身、1950（昭和25）年10月15日生まれの72歳、水俣工業高校−東京の専門学校日本工学院の電子・電気科（現在）卒業、22歳時の1973（昭和48）年3月創業、74（昭和49）年有限会社新星電気に法人化、81（昭和56）年株式会社へ組織変更、2017（平成29）年8月社名を株式会社新星に変更。趣味はゴルフ、ウォーキング

創業５０周年、新たなる飛躍の年に

　１９７３（昭和48）年３月１日、従業員４人で創業、今年で50周年の節目の年を迎える。「創業当時はまさに第一次オイルショックの真っただ中で、本当に苦労の連続でした。”ピンチの後にチャンスあり”ではありませんが、様々な苦労を乗り越えたからこそ今があると言えます」と感慨深げに50年を振り返る。
　同社は電気設備工事、電気通信工事、空調・給排水・衛生設備工事、水道施設工事、消防設備工事などを手掛け、昨年７月期の売上高は、約31億７千万円と熊本県下でもトップクラスの総合設備工事会社に成長。「新型コロナ、円安、資材高騰、半導体不足による制御盤などの部材の納期遅れなどが起因し、完成工事の延期など業界全体が苦境に立たされています」と現況を説明。
　一方、今年度からノー残業デー、有給休暇・代休・育休などの取得推進を図り、働き方改革に積極的に乗り出した。従業員を「人財」と考えている山本社長は「売り上げを伸ばすことはもちろん大切ですが、まずは従業員を大切にすることが最優先。人材採用・育成にもさらに注力していきたいです」と力説する。
　「今後はスムーズな事業承継も視野に入れ、後継者の育成、堅実経営が継続できる組織作りが私の最後の命題だと考えています」と今後を見据え新たなるスタートを切った。